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伝わる言葉を探す日々 耳が遠くなった

こんばんは 偶数週火曜日担当たかだっちです。

今年も残すところあと少しですが、不要不急の外出を控えているせいでクリスマスイルミネーションもほぼ目にすることなく、かといって年賀状などの用意が済んでいるかといえば全く手つかずで、毎年のルーティンにもかかわらずまたあわただしい年末になりそうです。

暦の関係で年末近くまでレッスンもあり、年始もすぐにレッスンが始まる予定ですが、時々お申し出のある「聞こえ」について今日は書いてみたいと思います。

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わたし自身、数年前になりますがなんとなく耳がふさぐ気がして耳鼻科にかかった時、先生からもうちょっと詳しく聴覚テストしましょう、と言われ検査しました。結果、片側の耳に聞こえていない周波数の音がありますよ、と言われました。

ですが、問題になるような値ではないので様子を見て何か変化があればまた来てくださいとのこと。

それからまた数年、ふと音の方向が分からなくなるような気がして同じ耳鼻科へ。聴覚テストの結果は前回より良くなっているとのこと。でもその感じはひょっとしたら蝸牛に問題があるのかもしれない、と今度は聞きなれない名称とともに不安な気持ちになったのでした。

 

聞こえにくさや、わたしのように耳がふさぐ感じも含め耳のトラブルは原因となる場所によって症状が様々にあるようです。 そして聞こえにくい状態を難聴と呼びます。

わたしの場合も軽い難聴といえます、と言われました。

 

聞こえの仕組み

 耳はその働きによって図のように3つの領域があり、それらと脳の連係プレーでやっと「聞こえる」のです。

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上図を参考に

外耳・・・音を集めてくるところ

中耳・・・音を増幅するところ

内耳・・・音の信号を電気信号に変換するところ

 わたしが耳鼻科で指摘されたのは内耳にあるカタツムリのような形の蝸牛が何らかのトラブルを起こしているのかも、とのこと。大きな病院で詳しく調べることもできるが、ただ原因が蝸牛と分かったところで今は有効な治療はないともいわれました。

 

聞こえにくさ(難聴)には種類がある

・主に外耳や中耳にトラブルの原因がある伝音難聴

・内耳より内側に原因がある感音難聴

・伝音難聴と感音難聴が混ざった混合性難聴

 

 

どのように聞こえにくいか 

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伝音難聴は、外耳や中耳の役目に問題(耳垢が詰まっていたり、炎症を起こしている)がある、つまり音をうまく集められないか、集めた音を十分な大きさまで増幅できなくて聞こえにくい状態のことです。

この原因の一つに、気持ちいいはずの綿棒の耳掃除で逆に耳垢を押し込んでいるかもしれない、そのせいで音の通り道がふさがれているかもしれないというものがありますのでこれは注意ですね。

伝音難聴は音が小さく聞こえるため薬物治療や補聴器の補助で音を大きくすれば、音が内耳まで届くようにさえすれば聞こえの改善につながることが多いようです。一般的に難聴と言われて想像するのはこちらでしょうか。

感音難聴は、内耳から脳へ届ける電気信号のトラブルで音が正しく伝わらないせいで聞こえにくい状態だそうで音自体は十分集められているのに聞こえにくい、または聞こえないというものです。

実際の音と認識する音が全く違う音に聞こえたり、音は聞こえるけれどスピーカーの音が割れているような状態で意味が分からなかったりとこちらは音を大きくしても意味がない難聴だそうです。

電気信号のトラブルなので、補聴器をつけても音が大きくなるだけで明瞭にはならず、視覚的に例えるなら画質の荒い写真を拡大してるようなもので、つぶれている文字が見えるようにならないのと同じで有効な治療がないのが現状のようです。

混合性難聴は名の通り上記の二つが混じった状態です。どちらの症状がより強く出ているかは個人個人によるようです。

 

聞こえが悪い人にどう対応すればよいか

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おばあちゃんの耳が遠い、と聞いたらわたしたちはしゃべりかける時大きな声を出してしゃべると思います。伝音難聴の場合これでOKなのでしょうけれど、感音難聴の場合は不明瞭な雑音がうるさいばかりで聞き取れない。

実は私がお邪魔している高齢者施設にもこの感音難聴の方がおられます。

真正面でご挨拶しても、おはようございます、などはわりと想定内のためか反応していただけますが、寒いですね、や今日はいいお天気ですね、などと付け加えてもそこは「?」となってしまうような状態です。レッスンをする際、他の人の動きやわたしの動きを見てからまねるのでワンテンポずれたり、吸いながら動いているのか吐きながら動いているのか聞こえないと呼吸がうまくできなかったり、と当然難しい点はあるのですが少し聞こえがましな方の耳の側で、ゆっくりはっきり丁寧に発音することを心がけ続けていたら、、、

これが大事なようで、ある時「えらいもので、あなたの言うことがだんだんわかるようになってきた。」と言ってくださり涙が出るほどうれしかったです。

聞こえなくても辛抱強く休むことなくレッスンに参加してくださり、わたしの声に耳を傾けてくださいます。今のご時世でマスクをしているため口元は見えず、覆われているせいで声もこもりがちなのにもかかわらずです。

ゆっくりはっきり区切ってしゃべる、高齢者の方が対象のレッスンでこころがけていた話し方が感音難聴の方にも届きやすい話し方だったのです。

 

誰でもなる可能性がある難聴

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難聴って先天性のものと思っていたり、うんと年をとったらなるものと思い込んでいませんか。

モスキート音って聞いたことありますか?蚊の羽音という意味の高周波の音ですが、若者には聞こえて、年齢が上がるとだんだん聞こえなくなるもので、ネットで検索すればこれが聞こえればあなたは○○歳!っていうテストがたくさん出てきます。

高い音から徐々に聞こえにくくなり、だいたい40歳代ぐらいから聴覚は衰え、75歳以上では約半数の方が聞こえについて悩んでいると言われているそうです。

大きな音(地下鉄の車内の騒音ぐらいのうるささ以上、またイヤホンによる爆音)で耳を酷使しているとその衰えは確実に加速し、最近は10代でも難聴と診断されることも増えているのだそうです。イヤホンや爆音での耳への負担を減らし、耳に休みの時間を与えることが大切ではないでしょうか。

 

少しでも聞こえがよくなるように 

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 いったん悪くなってしまった耳がよくなることはほとんどないそうです。

内耳にある蝸牛、わたしのトラブルもここじゃないかといわれましたが、蝸牛には音を感知する有毛細胞があり、そしてそこには聴毛というものが生えていて音を拾っていますが、その聴毛が加齢などによって抜けてなくなってしまうのです。

なくなってしまったものは元には戻らない。

なので、聞こえがよくなるように、というよりその前にまず聞こえが悪くならないよう普段から耳を労り大きな音ばかり聞かず耳を休める時間を作ることも大切になるようです。また高周波の音を聞く機会が少ない日本人(例えば日本語の方が英語よりも低周波)は耳の衰えが早く、高周波の音を聞く機会を作って耳のトレーニングをすることも大切かもわかりません。

  さて冒頭のわたしの話ですが、聞こえない音があると周囲の音が聞き取れず音の方向性が分からないだけでなく、雑音をうまく処理できず必要な音を拾うのに少し鈍かったりします。ですが軽度の今のうちなら、耳の血行をよく保つ(耳鼻科でも耳を2本の指で挟んで上下にこする、なども教えてもらいました)と改善されることも多く、聞こえっていうのは2回の検査からも分かるようにその時その時で調子が変わることもあるので、わたし自身は血流がよくなるよう心がけています。

 

使わなければいくらでも衰えるヒトの身体

聞こえについてお客様からお申し出があったり、たずねられたりするのは、カキラが終わると持病の耳の不調に伴うめまいがよくなるけれどなぜですか?とか、カキラが終わったら聞こえが少しクリアになるのですがなぜですか?

また感音性難聴なんですが先生の声はよく聞き取れます、とのありがたいお声もいただきます。

お医者様ではないので無責任なことは言えませんが、やっぱりヒトの身体についてはまだまだ分からないことも多く、ひとつのチームのようにいろいろなところを補い合っている身体は、直接耳をどうにかするのではなく、背骨の歪みをとり整えることで血流や神経の伝達がしやすい身体となり耳にも良い影響をおよぼすようなのです。

特にめまいなどは首から上の血行不良なども影響が大きいと思いますので、呼吸とともに全身の血流量がアップすることで、いきわたる酸素が増え改善がみられることもあるのだろうと思います。

また声が聞き取りやすいと言って言っていただけるのは、ご自身の身体が整ってくることの効果と同時に、先に書いたはっきり一語一語しゃべることが聞こえやすさにつながっているのだったら嬉しいなと思います。

身体全体でなんとか少しでも健康を保つように、できることをしていく、そんな気持ちでいつもお伝えしています。

 とはいえ、聞こえに不安がある方は自己判断せず、まずは医療機関にかかり自身の状態を正しく知るところからはじめてくださいとお願いしています。

 

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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