広辞苑(第五版)を開くと
「啓」は、ひらくこと。未知をひらき、教え導くこと。
「蟄」は、虫が土中にかくれること。とじこもること。
とあります。
「虫」は「蟲(むし)」の略として使われるようになったと聞きました。
「蟲」は昆虫だけでなく、爬虫類、小動物などの生き物を意味するそうです。
いろんな生き物が動き始めるころですね。
春になったな、と思っていたら季節が戻ってまた寒くなり。
気温の変化が大きいころ。
体調、崩しておられませんか。
訪問してくださり、ありがとうございます。
THD,Japan~日本総合健康指導協会~
認定カキラリストのChieです。
このブログでは毎月 第1・第3木曜日と、
奇数月の第5木曜日を担当させていただいています。
先日、近所の女の子にバッタリ会ったときのこと。
「春が来たね~」と私が言うと、
「うん。でもね、春はもうちょっと夜が暖かいんじゃないかなって思う。お昼の間は汗が出るくらい暑いのに夜は寒いでしょ。今は、冬か春か、どっちかな?」
と言葉が返ってきました。
そんな可愛い問いかけに、「暦の上では春だよ」と簡単に言ってしまうのも野暮に思い「う~ん、どっちかなぁ」と笑いながら別れました。
気の利いた言葉がサッと出てこないのを感じる今日この頃です。
冬から春への季節の変わり目は、人生の節目がめぐるころ。
いろんなことが動く時季。
今回は、生き物たちが動き始める啓蟄にちなみ、
最近、私の心が動いた話を2つ、お伝えしたいと思います。
心が動いた話
その1~自分への挑戦
5歳のときに、買ってもらったおもちゃのミシン。
人形の洋服づくりから始まり縫製歴40年になる女性のお話です。
一枚の布がカタチになるのが楽しくて楽しくて。
小学校の低学年のときには、ポータブルミシンを使っていろんなものが縫えるように。
社会に出て縫製の経験を積み、シルクやオーガンジーといったやわらかい布からデニムなどの厚地まで、大概のものはカタチにできるチカラをつけて、道具もそろえて30歳で独立。
現在は、ウエディングドレスなどのオーダーからお直しまで手掛けるお店のオーナーとして、生地選びやデザインの提案も含めて、お客様の夢、願いをカタチにする日々です。
「誰かの役に立てれば、と思ってやってきました。自分が努力してきたこと、得意なことで喜んでいただけるのは幸せ。難しい仕事がきても、チャンスを与えられた!と思って燃えるんです」
お話を伺いながら「挑戦」という言葉が私のアタマの中を駆け巡りました。
呼吸するようにやる
時には、螺鈿(らでん=貝殻)が織り込まれた高級な布地や
「おばあちゃんから受け継いだものです」
と大切な着物を任されることもあるそうです。
「ハサミを入れるとき、緊張しませんか?」
と尋ねました。
すると、返ってきたのは
「高価なものなど、緊張することもありますが、呼吸をするようにやっています」
との言葉だったのです。
無理せず自然に
「呼吸をするようにとは?」と重ねて尋ねると
「自然にしている。ナチュラルにしている。無理せずにしているってことですね」
と笑顔でサラリ。
私は、綿や麻の布を真っすぐ切るだけでも、
「ほんまに切っていいかな…」
と戸惑って、なかなか切れないことがあります。
五十を過ぎても惑いっぱなしの自分がつくづく恥ずかしくなりました。
ぐずぐず。迷う。ちゅうちょする。逃げる。
けれど、どんなに小さいことも、難儀なことも、無い知恵を絞ってアタマで考えてないで、呼吸をするように難しく考えずに立ち向かうんだ!
と、その女性に大きなチカラをもらったように感じました。
その2~イチゴを持って走る優しさ
近所のスーパーへ買い物に行ったときのこと。
店内に入ろうとした瞬間、一人の女性がイチゴのパックを持ってお店から走って出てくるやいなや、
「イチゴ、忘れていませんかぁ?」と、近くにいた人に大きな声をかけたのです。
でも、声をかけられた人は「私じゃありません!」とスタスタと足早に去って行きました。
一瞬、あたりの空気がピーンと張り詰めました。
すると、後を追うようにお店から出てきた年配の女性が「そのイチゴ、私のです」とおずおずと名乗り出られたのです。
その場に居合わせた人も私も、ホッ。
空気が緩むのを感じました。
サービスカウンターに「忘れ物です」と預けるでなく、
見て見ぬふりをするでなく。
アレコレ考える前にイチゴのパックを持って走った人の優しさが見えたような気がして、心に温かいものが広がった場面でした。
身体が動きやすくなるエクササイズ
花鳥風月から命名された型も
私たちがお伝えしている肋骨エクササイズ「KaQiLa~カキラ~」は、肋骨を効果的に動かすことで、身体の機能改善を図るエクササイズ・プログラムです。
肋骨を動かすことによって、
・骨盤矯正
・呼吸筋の活動促進
・血流促進
・リンパ促進
・代謝向上
などが期待できるのが特長。
ゆっくりとした動きにもかかわらず、まるでエアロビクス運動をしたかのごとく血流が促進され、代謝が自然にアップ。
しかも、型(ポーズ)がクールでカッコイイのです!
一例を挙げると
・天と地を繋ぐ型
・翼を閉じる型
・すずらんの花の型
・風の型
・クロノスの型
のように、動きから表されたり、花鳥風月、神話の人物から名づけられたりした型の名前も印象的。
レッスンは、マットの上で、椅子に座って、小さなスツールを使って…と、
あなたの希望に沿えるように、いろんなパターンがあります。
関節(骨)を動かすことで、筋肉にも働きかけて、
身体そのものをバランスよく整えて、動かしやすくなるエクササイズです。
KaQiLa~カキラ~について詳しくはこちらに↓
Sailin28己抄呼~Misako~倶楽部
Facebookから受講できる
「Sailin28己抄呼~Misako~倶楽部」。
kaQiLa~カキラ~考案者の己抄呼~Misako~先生から学べます。
いつ、何を、どのように身体に取り入れたらいいのか、
といった栄養学。
基本の体づくりをはじめ、筋肉にフォーカスした運動など
幅広い内容。楽しくて、暮らしの中で生かせる内容です。
月額4400円。
紹介ショートムービーはコチラ↓
おうちエクササイズでリフレッシュ
KaQiLa~カキラ~の考案者である己抄呼~Misako~先生の著書「肋骨メソッド」は、痛みの予防・改善にうってつけの一冊。
関節や骨のひずみをとり、血流を改善して体を健康な状態に導いていこう!という本です。
首や肩、腰、ひざの痛み、股関節、背中、頭…と、日々の暮らしの中で誰もが感じている、体の痛む部位ごとに効果が期待できる体操を紹介しています。
ひざを守る太もも周りの筋肉を刺激したり、股関節のひずみをとって、ひざへの負担を軽くしたり。
カンタンにできて、楽しくて、続けられる体操が全部で38種類。
椅子に座ってできるプログラムを中心に紹介してあるので、無理なく実践できますよ。
養成コースがスタート
KaQiLa~カキラ~の指導者「認定カキラリスト」の養成を行う
「認定カキラリスト養成コース2021」が3月からスタート。
関東・関西・東海の3会場です。
3つのコースで、よりきめ細やかに学べます。
詳しくはこちらに↓
修了から始まる新しいコト
養成コースを受講・修了して終わり!ではありません。
むしろ、修了してからがいろんなコトの始まりです。
知れば知るほど奥深い、解剖学に基づく理論と実技。
KaQiLa~カキラ~の型も進化していきます。
「withコロナ」の今、私たちが意識すべきこと、理解すべきこと、そして取り組んでみることとは何か? 行動を生み出す意識の変え方についての勉強会。
カキラリストとしてイキイキ活躍するモチベーションを上げていくことを目的として、カキラリストが発起人となって立ち上げられた、仲間同士で学び合う会「KISS」など、
身体の中から外、そしてものの考え方も風通し良く健やかになるための学びのチャンスが絶えることはありません。
オンラインで学べる状況が整っています。
各地で行われているKISS。
仲間との絆が深まり、
伝わる言葉が見つかるきっかけや
あなたの言葉の引き出しが増えるきっかけにもなりますよ。
日本国内だけでなく、ドイツ、アメリカなど、世界各地のカキラリストが、KaQiLa~カキラ~のレッスンを展開しています。
カキラリストは全国で約150人。
のべ50万人以上の参加者に喜ばれています。
点から線に、そして輪になっています。
さあ、あなたもご一緒に。
この輪の中へ入ってみませんか。
最後にもう一つ心が動いた話。
この間、「節句だから、お父さんにお供えしてあげてください」と桃の花を頂いた日も、心が動きました。
国内外の仲間と日々、更新しているこのブログ。
気付けば、始めてからちょうど1年になりました。
1年前に書かせていただいた記事はコチラ↓
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~Chie~
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