ここ数年で
健康寿命という言葉が定着していますが、
そもそも健康寿命と平均寿命の違いは?
そのために必要なこと、
あきらめていたことも
今後できる可能性があることを
お伝えします。
毎月
第2・第4土曜日のブログを担当しています、
THD,Japan~日本総合健康指導協会~
認定カキラリストの山口智美です。
健康寿命と平均寿命の違い
健康寿命とは
「人が自立して元気に生活できる期間」
日常生活の制限がなく
健康的に過ごせる期間のこと。
日常生活の制限とは介護や病気により
元気に過ごすことができない環境です。
長生きの方でも
介護や入院を繰り返している方は
健康寿命が短いということになります。
平均寿命とは
「その年に生まれた子供が
何年生きられるか」
全国の統計を基に
算出した平均的な寿命のこと。
この数字をもとに人生設計を立てる方も
いらっしゃるかもしれません。
人生100年時代と言われている昨今、
いかに元気で自立した生活ができるかが
とても重要になります。
介護生活を受ける期間が長ければ長いほど
健康寿命と平均寿命の差はひらきます。
2019年7月に厚生労働省から
発表された最新データでは
2018年の日本人の
平均寿命は
男性81.21歳
女性86.61歳
健康寿命は
男性71.19歳
女性74.21歳
つまり、
何らかの介護を必要としている期間が
男女ともに約10年あると考えられています。
健康寿命と平均寿命の差を短くするには?
いつの時代も言われている
「運動、食事、睡眠」
全てバランスよく継続できれば
おそらく差は短くなると思います。
適度な運動
高齢者の場合、
過度な筋肉トレーニングよりも
生活維持に必要な筋肉トレーニングの方が
私の経験上、喜ばれます。
例えば、
歩行に必要なトレーニングといっても
筋力アップだけではなく、骨格から
整えていくことも必要です。
私は現在、
高齢者施設で運動のトレーニングを
行っていますが、
実際に運動を継続された方が
車イスから歩行器で動けるように
なった方もおられます。
私が行っているメソッド↓
バランスのよい食事
朝昼夜の食事を美味しくいただく
私は毎朝、同じメニューを食べています。
今年で3年目ですが、
全く飽きることがありません。
そのおかげかわかりませんが
毎日、元気に過ごせています。
特に高齢者の栄養管理は
とても大切です。
というのも、
一人で住んでいる高齢者の多くは
低栄養だと言われています。
最近、
個食という言葉も出てきているように
一人だと簡単な食事で済ませてしまう
傾向があります。
たまにならいいのですが、
それが毎日続くとなると・・・
よく体は食事から
という言葉を聞きますが
本当にそうだと思います。
質のいい睡眠
夜、
布団に入って10分ほどで眠りにつければ
よい睡眠といわれています。
体内時計が正常であれば
ぐっすり眠ることも可能です。
高齢になれば
なかなか眠れないとよく聞きますが、
運動をした日は朝までぐっすり眠れると
とても喜ばれています。
普段使わない筋肉と脳への刺激で
睡眠の質があがったと考えています。
物や情報があふれている時代だからこそ
規則正しい生活を心掛けるだけで
生活の質が向上します。
実際に私が仕事でお邪魔している
老人ホームの入居者さんのことですが、
一人住まいの生活が不自由になったため
老人ホームに入居したところ
1か月もしないうちに
みるみる体調が回復し、顔色も激変、
そして気力が戻ってきたといわれます。
1日3食と施設内のアクテビティへの参加、
そして深い睡眠が体調を回復したと
かかりつけ医に言われたそうです。
その方とは6年以上の
お付き合いになります。
冗談をいって笑い
毎日が楽しいと言われます。
あきらめていたことが本当にできるようになる?
私の仕事は老人ホームでの運動指導です。
さまざまな場所で
たくさんの高齢者のみなさんに
運動の楽しさ、大切さをお伝えしています。
ある整骨院で
運動指導をしていた時の話です。
「爪先立ちをする」
とても難しいと言われます。
足が使えないと歩行にも支障があるので
目標を立てて毎回少しずつ少しずつ
トレーニングを行いました。
初回は5秒からスタート
1か月後は15秒に
1年後には1分という成果がありました。
しかも、
初回は椅子を持ち、つま先立ちしていた方が
1年後には何も持たず腕をあげ
つま先でバランスをとれるまでに!
継続は力なり
筋肉は裏切らない
本当に思いました。
この方の目標が
5cmのヒールをはいて舞台で歌う
のちにこの目標を見事、達成されました。
後日、
報告を聞き、ヒール姿の写真を見たときは
嬉しくて涙が止まらなかったことを
今でも覚えています。
まとめ
自分の体は自分が一番わかっている
だからこそ、動ける今のうちから
老後のことを考えていく必要があります。
70歳になったら旅行に行こう
80歳になったら○○を始めよう
これは体が元気!が基本です。
もし、膝が痛いとか腰が痛いとか
長く歩くのが辛い・・・
という状態であれば何もできなくなります。
そうならないために
今から始めることをお勧めします。
私がお世話になっている会社では
フレイル検査もおこなっています。
フレイルにならないための運動指導も
行っていますので
興味があればぜひお問い合わせください。
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