こんばんは、Tamakiです。
呼吸シリーズ8回目。今日は肋骨を使って動かせる、もう一つの関節のお話です。
前回までのまとめ
前回の記事で、肋骨が動くと、肋骨と背骨(胸椎)で形成する関節が動くことをお伝えしました。肋骨と背骨はこの二種類の関節で連結されています。
その関節は、肋骨頭関節(肋椎関節)と肋横突関節とという名前がついていました。
肋骨頭関節(肋椎関節)は肋骨の頭(付け根)が、上下の胸椎の椎骨をまたぐように連結していました。
肋横突関節は、胸椎の横突起と肋骨頸にある肋骨結節が連結していました。
肋骨は、この肋骨頭関節と肋横突関節を運動軸にして回旋しますが、上位肋骨と下位肋骨では、肋横突関節の関節面の形状が異なるため、肋骨の動きも異なりました。上位肋骨は、ポンプハンドル運動、下位肋骨は、バケツハンドル運動を行います。
一つの胸椎に(例外も有りますが)片側で、2つの関節面がありました。
両方だと4つ。背骨と肋骨の間にはたくさんの関節面がありましたね。
見えやすい関節
背骨の図をみると、小さな骨の集まりだと気づきます。その一つ一つを椎骨と呼びます。
その椎骨と椎骨の間には、何かが挟まっています。椎間板(椎間円板)です。
椎骨には、大きな丸い切り株のような部分(椎体)がありますが、その椎体と椎体の間に椎間板(椎間円板)と呼ばれる軟骨が間に挟まっています。
背骨が動く時に、この円板がクッションになって動いている感じは、容易にイメージできますね。
見えにくい関節
そして、もう一つ、背骨の図を見ても隠れて見えにくい関節があります。
それが、椎間関節という関節です。
どこにあるかというと、上下の関節突起です。
背骨(椎骨)を一つ取り出してみると、大きく分けて2つの部分に分かれます。一つは、先程、椎間板を挟んでいた、椎体と呼ばれる大きな丸い切り株のようなの部分です。もう一つは、棘が色々な方向に出ている部分です。
この棘が色々な方向に出ている部分には、恐竜の棘のような1本の棘突起、横に手を広げたような2本の横突起、角のように上に2本突き出している上関節突起、下に2本突きでている下関節突起があります。
このそれぞれ2本の上関節突起と下関節突起で背骨は連結しています。そして、ここが椎間関節です。手のひらを合わせたような平たい関節面をいしています。
えっ、こんなところが関節になっているの?って思いませんでしたか?
この椎間関節は、椎骨一つにつき、上で2つ、下で2つあります。
だいたい一つの(胸椎の)椎骨には、この椎間関節だけで、4つの関節面があり、さらに椎間板との連結部分があり、さらに肋骨と連結している部分は肋骨頭関節面が2つ、肋横突関節面が一つありました。
うぁ〜、一つの(胸椎の)椎骨には、動く面がたくさんありますね。
胸椎の椎間関節を動かすエクササイズ
胸椎の椎間関節は、肋骨の動きに伴って、動くことができます。
この胸椎の椎間関節へ様々な角度からアプローチをかけ、動きをよくしたり、歪みを整えたりしているのが、私達がお伝えしてる肋骨エクササイズKaQiLa〜カキラ〜です。
こんな隠れた関節を動かすなんて、難しそうですよね。そもそも、どうやって動かすの?と思われるのではないでしょうか?
でも、カキラには、それができるのです。誰でもが、簡単に。
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本日もお読みいただきありがとうございました。
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