こんばんは、ベルリンのカキラリストTamakiです。ドイツでは朝晩は、13℃ぐらいと冷え込むようになりました。
少しずつ色づく木樹を見ながら散歩している時に、ホップを見つけました。葉や蔓ではホップだとは、分かりませんでした。幸い、この季節はホップ独特の松ぼっくりに似た形状の、毬花がついていたので発見できました。
ホップは、ビールの材料としてよく知られていますが、実は、薬用植物でもあります。特に、ストレス軽減や良質の睡眠をサポートする効果が期待できるそうです。
ホップは、ドイツ語でHopfen と書きます。これは、ゲルマン語で、と〜ってもたくさんという意味だそうです。雌株にたわわにぶら下がる鞠花の様子から発想されたみたいです。
ビールの原料は薬草でもある
薬草としてのホップの効果
ドイツでは、ドイツ連邦薬品医療機器研究所(BfArM)の中に、伝統的な薬用植物を医薬品として利用する場合の効果や安全性を評価決定する委員会(Kommission E)があります。そこで、ホップは、不安や不眠改善への利用が認められています。
ドイツでは、ホップの効果として、
・不眠の改善
・不安の軽減
・イライラの軽減
・月経前症候群による過度の緊張や生理痛の緩和
・不安・不眠といった更年期障害の諸症状の緩和
・神経痛や、リウマチによる痛みの緩和
・鎮痙作用
・消化促進・健胃
・抗菌
などがあげられています。また、癌の予防にも効果があるかもしれないとも言われています。
日本での記事を調べてみると、認知機能改善の効果が確認された、との記事もありました。
ビール苦味成分として知られるホップ苦味酸による認知機能改善効果を確認 ~毎日の食事を通じた認知症予防方法の開発へ期待~
順天堂大学医学部精神医学講座の大沼徹先任准教授、新井平伊名誉教授(現アルツクリニック東京院長)およびキリンホールディングス株式会社の阿野泰久研究員、福田隆文研究員らの共同研究グループは、健常人を対象にした臨床試験(ランダム化二重盲検比較試験*1)により、ビールに含まれる苦味成分である熟成ホップ由来苦味酸*2(以下、ホップ苦味酸)が認知機能やストレス状態を改善することを確認しました。これまで、ホップ苦味酸がアルツハイマー病*3への予防効果を示すことは非臨床試験より報告されていたものの、ヒトでの効果は十分には検証されていませんでした。今回の研究により、ホップ苦味酸による認知機能改善効果が確認できたことで、食生活を通じた新しい認知症予防方法の開発に繋がることが期待されます。本論文はJournal of Alzheimer’s Disease誌に2020年5月26日付で公開されました。
ビール苦味成分として知られるホップ苦味酸による認知機能改善効果を確認|順天堂
他にも、「ビールの原料「ホップ」の成分が痛みを軽減することを発見」
近畿大学薬学部の川畑篤史教授らの研究グループは、ビールの原料の1つで、苦味や香りづけなどに使用されるホップの成分が、リウマチの痛みや神経損傷による痛み、また過敏性腸症候群患者に見られる腹痛など、幅広い痛みの治療に応用できることを発見した。
ビールの原料「ホップ」の成分が痛みを軽減することを発見 近畿大学 | 大学ジャーナルオンライン
「ホップに含まれる成分「β-ユーデスモール」飲用による自律神経調節作用を確認」
キリン株式会社(社長 磯崎功典)の 健康技術研究所(所長 井上勝訓)と株式会社ANBAS(社長 大阪大学名誉教授 永井克也)は、ホップに含まれる成分β(ベータ)-ユーデスモールの飲用が自律神経活動を調節し、精神的ストレスにより生じる交感神経の過剰な興奮を抑制することで、リラックスやくつろぎ感をもたらす可能性を明らかにしました。
<参考資料>ホップに含まれる成分「β-ユーデスモール」飲用による自律神経調節作用を確認│2013年│ニュースリリース│キリン
といった記事がありました。
美味しい飲み物ビールとしての利用だけではなく、ヒトの体へのホップの作用に関する研究がこれからも進んで行きそうです。
ドイツでみつけたホップ商品
ドイツ連邦薬品医療機器研究所(BfArM)の評価委員会(Kommission E)が不安や不眠への利用を認めているホップですが、ドイツでは、どんな商品があるのでしょう。気になったので、お茶屋、ドラックストアー、スーパーを巡ってきました。
購入した商品はこちら。パッケージに松ぼっくりのようなホップの鞠花が描かれています。
お茶二つと、入浴剤、サプリメント。どれも手頃なお値段で簡単に手に入りました。
お茶は他メーカーの商品もたくさんあり、よく眠れるようになるお茶、お休み前のお茶、幸せな気分になるお茶、ストレス軽減のためのお茶と称されていました。
幸せな気分になるお茶 (Glücke Tee) には、「幸せな夏の日々を思い出させるような味ですよ」と書かれていて、いい謳い文句だなと思いました。というのは、冬が寒く長く暗いドイツでは、温かく明るい太陽の光が降り注ぐ夏は、限りなく幸せな日々だからです。
このお茶には、ホップの他に、シナモン、オレンジピール、バジル、生姜、カルダモン、アニス・・・・等など、色々なハーブがミックスされています。飲んでみると、オレンジピールとバジルが夏を感じさせるように思いました。ちょっと口に残る苦味がホップなのかな?
他のお茶も、ホップ単独ではなく、レモンバームや、ラベンダー、バラの花など様々なハーブがミックスされ、飲みやすいブレンドになっています。
Ruhe Purと書かれた入浴剤は、その名の通り、ふぁ〜と頭の芯からストレスが解消していくような香りでした。塩が配合されていて、体も温まります。
セイヨウカノコソウ(Baldrian)とホップ(Hopfen)の組み合わせが効果的なサプリメントは、時間に追われるストレス、競争から来るストレス、成功を求められるストレスなど神経性のイライラ軽減や集中力低下に効き、気分を落ち着けたり、リラックスしたり、眠りを誘う効果があるそうです。
ドイツの記事によると、ホップ内のどの物質が睡眠に影響を与えるかは、まだ科学的に証明されていないそうです。
ホップ中の特定の物質がメラトニンと同様に作用して、睡眠を促進するのではないかとの仮説があります。
メラトニンは、脳のほぼ真ん中にあるある「松果体」と言う、トウモロコシひと粒ぐらいの大きさの器官から放出されるホルモンです。メラトニンは、「眠りを司るホルモン」と呼ばれるほど、眠りに関係の深いホルモン。メラトニンについては、次の記事でお伝えしますね。
Dr. Utz Anhaltが推奨するホップのハーブ枕もご紹介。乾燥した500㌘のホップの鞠花を木綿の布にくるんで枕を作り、その枕を敷いて寝るとぐっすり眠れるそうです。
夜よく眠れるようになるエクササイズ
私達がレッスンを行う肋骨エクササイズKaQiLa〜カキラ〜を受講されるお客様は、
とにかく、KaQiLa〜カキラ〜のレッスン後は、よく眠れる!
とおっしゃいます。
睡眠障害を抱える方は、日本人、ドイツ人に限らず以外と多いです。
最近よく眠れない
↓
体がシンドイ
↓
そして、KaQiLa〜カキラ〜のレッスンを受けたら、ぐっすり眠れた
↓
体の不調が解消した!
子育てで忙しくイライラ、仕事が立て込んで忙しい、仕事のストレスがある、あれこれ悩みがあって眠れない、といった方々も、時間を作ってKaQiLa〜カキラ〜のレッスンへ来て下さいます。
KaQiLa〜カキラ〜では、普段使われずにいる体の筋肉を、隈なく使います。そのため、ゆったりと楽しく動いているようで、レッスン後は体の芯から心地よく疲れるのです。
また、深く深呼吸をしながら背骨や骨盤を整え、動きを柔軟にするため、自律神経が整い、交感神経と副交感神経のバランスがよくなり、眠りに入りやすいリズムができます。
このような効果から、KaQiLa〜カキラ〜のレッスンを受けると、睡眠へのトラブルが軽減するのです。
ホップ配合のお茶や、サプリメント、入浴剤、ハーブ枕の手を借りるも良し、肋骨エクササイズKaQiLa〜カキラ〜のレッスンを試してみるも良し。
ぐっすり眠って、明日へ疲れを残さない日々を送りましょう。
本日もお読み頂いてありがとうございました。
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