こんばんは。第2第4火曜日担当 THD,Japan〜日本総合健康指導協会〜認定カキラリスト たかだっちです。担当日が近づいてはてなブログをひらくと今週のお題に
はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」
とありました。
ふと指折り数えてみると養成コースを受講してからちょうど10年を迎えようとしているではありませんか。面倒くさがりのわたしが、友人に無理やり連れていかれたスポーツクラブで当時聞いたこともないKaQiLa~カキラ~と出会い、それまでの人生とはガラッと180度変わったこと書いてみようかと思います。
10年で変わったこと
整骨院通いがなくなった
とにかくひどい肩こりもちで、疲れがたまってくるともう頭痛に吐き気、イライラしてそれが抑えられずそれを周囲にもまき散らしていたと思います。
ちょうどそのころ、運転中に後ろから追突されてむちうちになり、病院でレントゲンを撮った時には立派なストレートネックが写っていました。
定期的に外科と整骨院に通う羽目になり、またすぐにしんどくなる、を繰り返していました。
整骨院の先生はとてもいい先生で、姿勢の改善や動きの習慣についても教えてくださっていたのですが基礎的知識の欠如と面倒くさがりな性格に、そんなことやってもしょせん、、、という気持ちが加わって全く改善しません。
おまけに花粉症もその名が世間に知られるより以前、高校生辺りからずっと春先は調子が悪く発熱と倦怠感で寝込むこともありました。そこへ肩こりが加わるともういよいよダメ。使い物にならない我が身を抱えて本当にしんどかった。病院で処方される薬も使いつつ、いろいろな漢方や健康補助的なサプリの類にもお金をかけましたが、お花見やGWと楽しい行事に大好きな季節をいつも憂鬱に過ごしていました。
それが今では、薬いらず、整骨院通いもなく元気に。かかる医療費ももちろん減りました。
家族や周囲の人に役立てられる知恵を持てた
資格を取ったころはわたしの祖母が元気にしていました。
教師だった祖母は厳しいけれど新しいものやハイカラなものが好きで、若いころは籠球(バスケットボール)をしていました。年をとってからも探求心旺盛でいつも動き回っていました。
そんな祖母が80歳ごろに認知症を発症し、表情がなくなり日にちも分からなくなり、時計も読めず、電話をかけることもできなくなってひとりで家に留守番することが難しくなったころ初曾孫が生まれました。初めは生まれたてで3㎏もない曾孫を弱々しくなった手では抱くことも膝に乗せることも覚束なかった祖母はただただその横に座っているだけで、自分の曾孫だとの認識もなかったようでした。
それが次第に寝ているその子の口元を拭ったり、布団をかけ直したりするようになり少しずつ表情が戻ってきました。
そこからは祖母の怒涛の巻き返し、寝返りをするようになった赤子に負けじと支え無しで立ち上がり、みるみるうちに元気になっていきました。それはまるで認知症で靄がかかっていた世界がすっかり晴れ渡ったようでした。幼い曾孫に歌を教え、文字を教え、挨拶を教えながら競うように生きる祖母は本当に生き生きしていました。乳児から幼児になって10㎏近くになった頃、洗面台に届くように背伸びしている子を後ろから抱きかかえてやっていた力強い祖母の後ろ姿が忘れられません。
さてそんな曾孫パワーで老化に逆らうような10年は一緒に旅行に行けるまでになった祖母との奇跡のような月日でしたが、今度は静かに生物としての限界があちこちに来ていました。
細胞の活動が終息に向けて少しづつ衰えていきました。
認知症の症状も今度ばかりは追い払えず、毎日過去と現在を行ったり来たりして困惑するのでくたびれていきました。背骨の圧迫骨折部分の癒着もあって背中は完全に丸まり、横向きにしか床に入れず寝返りもできなくなるほど。丸まった姿勢は固まって、まっすぐ起きることもままならないので食事や水も摂りにくくなることが状況を悪い方へ向かわせます。固い固い背中を何とか起こしてやりたくて、横向きに寝る祖母の呼吸に合わせてKaQiLa~カキラ~方式でろっ骨や背骨をさすりました。30分ぐらいそうしていたらベットの中ですーっと首の後ろの力が抜けて背中から腰への丸まりが伸びていきました。試しに支えて座らせてみたら普通に座ってお茶が飲めたのです。
その日を境に、訪問のリハビリにもまた力が入るようになった祖母はそれから僅かの期間でしたが最期まであきらめずに生き続けました。
あの時、あきらめずに自分が得た知識と経験をおばあちゃんに使えてよかった、心からそう思いました。
この10年の間にはもうひとつ、母が間質性肺炎にかかったことがありました。ご存じの方も多いと思いますがステロイドパルス療法という一か八かで大量のステロイドを投与する治療法しかありません。効果が出ない場合はあきらめてください、と言われる状況でした。おかげさまで効果があって回復しましたが、予後の経過をよくするため一生懸命母と病院のベットの中でKaQiLa~カキラ~式に呼吸のトレーニングもしました。
そして考案者の己抄呼~Misako~先生から本当に親身になって色々とアドバイスいただきいろんなことを試してみました。
この時も自分がKaQiLa~カキラ~に出会えていて、己抄呼~Misako~先生に出会えてい
たことに感謝しました。
そしてこういった経験とわたしにできる小さな小さなアドバイスを少しさせていただくことで、おうちで介護をされているメンバー様が実践されたりして笑顔の輪が広がった時にはもう何と言っていいかわからないぐらいの嬉しさになって自分に帰ってきたりします。知恵を得る、使える、って10年前には想像もしていませんでした。
股関節臼蓋形成不全なんだけど
わたし自身について言うと、数年前股関節を痛めて病院へ行き股関節臼蓋形成不全ということが判明しました。
当時の詳細はこちら
何もしなければまっすぐ人工股関節への道が続いているよ、と言われたわたしがなるべく避けて避けて毎日を過ごせるヒントがKaQiLa~カキラ~との出会いにあったことは言うまでもありません。
今が一番幸せ、という発想になった
10年前より、若さも衰え、お金持ちでもなく、名誉や立場があるわけでもなく、何か人からうらやましがられるようなものを持っているかと聞かれたらこれといっては思いつかない今のわたし。
でもKaQiLa~カキラ~を得たことは自慢です。
年齢が上がるにつれて見送る人の数も増え、お世話になった人や親しい人が周囲から少しずつ減り始める今の年齢では悲しいことも多いです。だけどあるがままを受け入れられる今が一番幸せと本当に思います。
なので笑っていられるだけでもありがたいのに、KaQiLa~カキラ~をお伝えする日々のレッスンでお客様から感謝されたりしたら、幸せ以外の何でもないです。
あなたも10年後を変えてみませんか?
資格をお持ちの方はたくさんいらっしゃると思います。ですが資格って何のために取るのでしょう。その資格を役立たせてこそだと思います。
来月にもまた次のコースがスタートします。
ご興味があればぜひ一度ご連絡くださいませ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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