あなたは一日に何回服を着替えますか?
1回?2回?3回?それ以上でしょうか?
着替えに要する時間は何分?
こんな身近なことを自分や周りの方々を
思い浮かべて読んでもらえたら嬉しいです。
毎月
第2・第4土曜日のブログを担当しています、
THD,Japan~日本総合健康指導協会~
認定カキラリストの山口智美です。
今からお伝えすることは私が実際に
感じたことを基に書かせてもらいますので、
内容に不備があった場合はご了承ください。
高齢者が着替えをするとは
今一度お聞きします。
あなたは一日に何回着替えますか?
ちょっとブログを読むのをやめて考えてみてください。
私の場合は
パジャマ→部屋着→外出着→レッスン着→外出着→部屋着→パジャマ
なので一日に6回着替えることになります。
もちろん、日々の生活の中で回数の前後はありますが、
平均6回ということになります。
中にはいやいやパジャマのまま過ごすから
着替えるのは
1回か2回という方もいるかもしれません。
では高齢者の場合はどうでしょう?
自宅や施設で生活をしていても
パジャマ→部屋着→パジャマと3回着替える方が多いと思います。
そもそも着替えるという行為の中には
クローゼットに行く→コーディネートを考える→服を選ぶ→服を脱ぐ→服を着る
という動作があります。
この一連の動作に高齢者は約30分かかるといわれています。
私たちが約10分もかからない動作が約30分です。
その結果、高齢者はできるだけ着替えない生活をするようになります。
では、着替えをしなくなるとどうなるのでしょう?
着替えをしなければ自宅からでなくなる
これは高齢者だけではなく私たちも思い当たることかもしれません。
私も今日は一日家で作業するぞ!という日は
化粧も薄いですし、髪も一つにまとめて部屋着で過ごします。
私の心の中は「今日は誰にも会わないからいいよね」
これが高齢者の場合は一番回避しなければいけないことなのです。
精神的なものを発症しやすくなります。
外に出ないということは歩かなくなる→歩かないから筋力が低下する→筋力低下するから歩けなくなる→繰り返しです。
そしてある日、急に動けなくなります。
そうならないために日々の積み重ねが大切です。
日常生活動作の重要性が少しはわかっていただけたでしょうか?
このブログにも書いていますが
その一つとして着替える行為を重要視しています。
ただ、着替えるにも目的があるほうが着替えやすくなりますよね。
仕事をしている人であれば、仕事に行くから着替えるとか
ペットと散歩をする人であれば、歩きやすい服に着替える
という方もおられるかもしれません。
では、高齢者の目的とはどんなものがあると思いますか?
着替える目的を考えてみる
まず、自宅で生活をしている方は
食料品を買いに行くとか友人とおしゃべりするとか
カットにいくとか色々考えられます。
では、施設に入られている方はどうでしょう?
私は高齢者施設で仕事をしていますので
そこの例をあげてみます。
そもそも高齢者施設では、外出できる方とできない方がおられます。
なので、施設内で過ごされる方がとても多いです。
施設内であっても部屋から出てきてもらわなければ意味がないので、
施設内ではアクティビティがとても充実しています。
アクティビティが面白いと思っていれば、
部屋から外(共有部)へご自身ででてこられます。
ですから、私がお伝えしている介護予防認知症予防かきらメソッドでは
またやりたいと思ってもらうために色々なことをします。
レッスン内容はもちろんですが、
受けていて退屈しない、
動いていてもつい笑顔になったり笑ったり、そ
してもう少しやりたい(これ一番大切です)
という余韻を残して終了し
次回も足を運んでもらう。毎回この繰り返しです。
その結果、外部の人と会うために
着替えをして共有部へ出てこられるようになります。
私たちはこの行為をとても重要視しています。
まとめ
日常の中に楽しいとかあの人に会いたいとか目的はなんでもいいのです。
その人の気持ちが上がることがあれば自然に身なりにも気をくばり、
前述でも書いた通り認知症や老人性うつ予防にもなります。
いつまでも好奇心旺盛でいる秘訣は日常にあります。
日々の着替え、見直してみませんか?
ちゃんとパジャマで睡眠をとると睡眠の質があがるとも言われていますし、
起きたらかならず着替えますよね。
周りの方で着替えがおろそかになっている方がいたときは
一緒に着替える目的を探してもらえたらな・・・と思います。
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