50万人が絶賛!自分で体の痛みやコリを取る方法!

自分で体の痛みやコリを解消したり、様々な機能改善効果を実感できるエクササイズ、KaQiLa~カキラ~を伝えるブログ。

海外でもカキラ。胸郭の形を知ろう。呼吸を深くする、肩こり解消、腰痛解消のヒント。

「ベルリンの空気が綺麗になった気がする。」と多くの人が口にします。

コロナ危機の前は、ひっきりなしに飛んでいた飛行機の姿が空にはなく、通勤や通学を

自転に切り替えた人がたくさんいます。

綺麗になったベルリンの空気を、青い空の下、青葉に囲まれて吸い込みながら、思いま

した。どこまで吸えるかなぁ。どこまで膨らむかなぁ私の胸郭。

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こんばんは、Tamakiです。

呼吸と伴に動く胸郭ですが、どんな形をしているのでしょうか。

皆さんのイメージはどんな形ですか?

私のイメージは、実際の胸郭の形とは、ずいぶんとかけ離れていました。

そのため、肩がこる、腰が痛い、運動がしにくい、などの不具合がありました。

本来の胸郭の形を知ることで、痛み解消のヒントが得られるかもしれません。

 

 

胸郭の形

胸椎は後ろにカーブ

胸郭の後側を形成する胸椎は、背骨の一部です。

その背骨は、S字カーブを描いています。

S字カーブの内訳は、

頚椎 前弯

胸椎 後弯

腰椎 前弯

仙骨 後弯

です。

でも、産まれたばかりの赤ん坊の背骨は、C字カーブなのです。まだ、S字カーブになっ

ていないんですね。首から背中、そしてお尻にかけて、まぁるくC字カーブです。

産まれたばかりの息子は、腕や脚も曲がって、背中もまぁるくて、私の腕の中

にすっぽり収まりました。そして、背中全体でもくもくと呼吸をしていました。

 

産まれたての赤ん坊は、立って歩くことはできませんが、呼吸は自分の力で行え

ます。呼吸に大切な、胸椎の後弯は、ちゃんと獲得して産まれてくるのですね。

 

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さらっと、胸椎は、後弯していると、書きましたが、皆さんのイメージは、胸椎後弯で

したか?

以前の私は、違っていました。

 

幼い頃の私は、小児喘息で、喘息が治った頃も、姿勢のわる〜い子でした。

親や周りの人から、

「背中丸いよ!」

「シャントしなさい。」

「猫背になってるよ。」

「背中はピンと真っ直ぐに。」

「胸はって!」

と言われ、自分でも意識して、背骨をピンと真っ直ぐに立てようと、気をつけて過ごし

てきました。

そのおかげで、10代、20代のころは、周りから、「姿勢がいいね。」と言ってもら

うことが多かったのです。

でも、実際は、肩がこる、腰がガチガチで痛い、スポーツをしても動きにくいという状

況でした。

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不自由な体をどうにかしたくて、解剖学を勉強するうちに、ある講座で、胸椎は後弯し

ていることを知りました。

すご〜く、驚きました。「えっ、背中って、丸いの!?」っと。

私は、胸椎を、本来の後ろカーブとは真逆で、前カーブをイメージしていたことに気づ

きました。

胸椎が前にカーブしているイメージで、良い姿勢になろうと、胸椎をぐいぐいと前へ押

し込むように、立ったり、座ったり、動いたりしていたのです。

そりゃぁ痛いわ、どこかに無理がかかるわ、って思いますよね。

本来あるべき形状を、変形させるように動かしていれば、痛みも出るし、動きづらさを

感じて、当然ですね。

 

本来の胸椎のカーブを認識し直した私は、「背中はピンと、姿勢よく!」の呪縛から解

かれ、「背中は丸くっていいんだよ。」っと思うだけで、ふ〜っと、首のはりや腰の痛

みがやわらぎました。

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人が持っている骨格のイメージは様々です。「背中は丸くていいんだよ。」と思う事で

本来の胸椎の並びに近づく方もいれば、「背中はすっと上に伸びていくんだ。」と思う

事や、他のイメージを描くことで、本来の胸椎の並びに近づく方もいると思います。

どんなイメージや、方法を取ったとしても、生まれた時から持っている、その人本来の

胸椎の後弯に近づくことができれば、痛みの解消や、動きやすさ、呼吸のしやすさに繋

がります。

胸郭はハート形

もうひとつ、私の胸郭周りの骨格のイメージで修正したことがあります。

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胸郭



それは、「胸郭を輪切りにして、上からみるとハート形をしている」ということです。

 

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ハート形の凹んだ方が、背中側、尖った方が、腹側とイメージして下さい。

ハートの凹んだところは、胸椎の椎体(丸い台のような箇所)です。そこから左右に、

胸椎と肋骨をつなぐ関節があり、ろっ骨は背中側に少しのびていきます。そして、左右

の肋骨はさらにまぁるく大きなカーブを描きながら、体の前側にある胸骨で結ばれま

す。

 

ところが、私が描いていた、肋骨と胸椎の繋がり具合は、焼き魚の肋骨と胸椎の感じで

した。後方への肋骨の膨らみがなく、まっ平にペンと横へ張り出したように付着してい

ると思っていたのです。背中は、板のようなイメージだったのです。

 

でも、実際は、体の中心の方にある胸椎の椎体から、肋骨は、ぷっくりと後ろに膨らむ

ように着いていました。背中は、肋骨の檻でせき止められているのではなく、もっと後

ろへ広がる空間があったのですね。

 

肋骨は、中にある肺をまぁるく優しく包み込むようになっていて、ちゃんと肺が背中側

に膨らむ空間があったのです。まぁるい肋骨の膨らみをイメージすると、私の背中の

張りは消え、息を深く吸えるようになりました。

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もうひとつ、胸郭がハート型をしている理由があります。

胸郭の一部を形成する胸椎は、呼吸によって伸び縮みし、胸郭の容積を変化させること

に、一役買っています。わずかですが、吸う時には、縮み、吐く時には伸びます。

そして、胸椎は、呼吸に関わるとともに、体の軸になる部分でもあります。

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ピンク色の箇所が胸椎



軸になるのですから、できるだけ、体の真ん中に位置したいですよね。

肋骨がぷっくりと後ろに膨らむような形をしているので、胸椎と関節を形成している肋

骨のつけ根は、体の真ん中の方へ近づくことができます。

ハート型を形成することで、胸椎は、呼吸にも、体を支えることにも機能することがで

きるようです。

まぁるい胸郭は形を変える

手の指がそれぞれに違う形をしているように、片側12本ある肋骨の、一本一本の長さ

や形は違います。

また、12個ある胸椎の大きさや形も、違います。

12個の胸椎や左右12本の肋骨は、微妙な形や大きさの変化があり、その一つ一つは、少

しずつ角度を変化させて組み合わさり、全体では、まぁるい鳥籠のような形を作り上げ

ています。

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胸郭

そう、胸椎と肋骨で作る胸郭は、まぁるく立体なのです。

でも、私は、胸郭を実際よりも平べったいイメージで捉えていました。鏡に写った自分

の姿は平面なので、そんなイメージが強かったのかもしれません。

 

そして、この肺や心臓が入っている胸郭は、動くことができるのです。

肋骨がくる〜り、胸椎がくる〜り、100個以上ある関節が連動して動き、まぁるく立

体的な胸郭の形を変化させます。

息を吸うと胸郭全体が大きく膨らみ、吐くと、もとの大きさに戻るという動きは、深呼

吸をした際に、感じた事がある方も多いと思います。

呼吸時だけではなく、日常的な動きでも、胸郭は、様々に形を変化させます。

以前の私の記事で、日常の様々な動きで、胸椎が動くとご紹介しました。

 

rokkotsu113.hatenablog.com

その時は、胸椎についてだけ述べましたが、胸椎と肋骨は関節を形成しているので、肋

骨も動きます。つまり、胸郭全体が動きます。

 

胸椎や肋骨などで形成されている胸郭は、いつも真っ直ぐに前を向いた、まぁるい鳥籠

ではなく、動きに応じて、形を変化させます。胸郭全体で、立体的に捻れたり、丸まっ

たり、反ったりします。

 

日常の動作の中で、胸郭の形が変化する一例をご紹介します。

我が家の窓で、私が胸郭の形をうまく変化させると、ギリギリ手が届く窓の取っ手があ

ります。

その窓の取っ手は、とても高いところにあります。

胸郭を真っ直ぐに保ったまま、背伸びをして、手をいくら伸ばしても、それ以上に手は

のびず、取っ手にとどきません。無理やり伸ばすと、肩や首がつりそうになります。

でも、手を挙げて、胸郭をほんわりと捻ってから、ぐっと手を伸ばすと、胸郭の上を肩

甲骨が滑って行き、更に手がのび、取っ手に届くのです。

胸郭の形を変化させることで、更に動ける関節が増え、動く範囲が増えることで、取っ

てに手が届きました。

胸郭を様々な形に変化させることができれば、動くべきところが動いたり、動く範囲が

広がったりと、無理をさせる関節や筋肉が減りそうです。

 

まとめ

  • 胸郭の背中側を形成している胸椎の形状は、後弯。その形状は、呼吸、動きやすさ、痛みの解消のために必要。
  • 胸郭の背中側は、平ではなく、肋骨の膨らみがある。その形状を維持することで、背中の張りや痛みが解消し、呼吸も深くなる。
  • 肋骨が後方に丸みを帯びるような形状をしていることで、胸椎は、体の軸になりつつ、呼吸活動にも関わることができる。
  • 胸郭は、立体的で、丸みを帯びている。
  • 胸郭は、日常の動きの中で、様々に形を変化させる。

  • 胸郭の動きが柔軟であれば、スムーズな動きができ、怪我や慢性的な痛みの解消につながる。

胸郭の空間をつくるエクササイズ

肩こりや腰痛がひどく、呼吸が浅かったころの私の胸郭のイメージは平坦な形でした。

でも、本来の胸郭は、まぁるく立体的で、中に十分な空間がありましたね。

私達は、十分な空間をもった胸郭を様々な形に変化させながら呼吸したり、色々な動き

をして日常を過ごしていることがわかりました。

今回の記事では、イメージを使って、胸郭の形を、本来ある形に近づけましたが、動き

を使って整える方法があります。

それが、ろっ骨エクササイズ KaQiLa〜カキラ〜です。

胸郭を本来のまぁるい形になるように、胸郭周りの筋肉や関節の動きをよくし、日常の

様々な動きに対応できる柔軟な胸郭を取り戻します。そのことで、痛みの解消、呼吸が

しやすい体へと導き、日常生活が楽になります。

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KaQiLa〜カキラ〜をやってみたいなぁ。

でも・・・・運動が苦手、身体がかたい、できるかなぁ、不安だなぁ。

いやいや、大丈夫。

誰もが楽しめる!効果のある体操です。

rokkotsu113.hatenablog.com

日本では、緊急事態宣言が解除されたそうですね。

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