7月、文月が始まりました。もうすぐ七夕ですね。七夕飾りを作ったり、短冊に願いを書いて笹に飾ったりする光景やニュースを目にする時季。あなたの願い事は、どんなことですか。このブログでは、「KaQiLa~カキラ~」という肋骨に着目したエクササイズに携わる仲間がさまざまな内容をお伝えしていますが、KaQiLa~カキラ~の考案者は、健康体操研究科、健康アーティストの己抄呼~Misako~先生。ご自身が大病で思うように体を動かせないつらさを経験されたことから、「誰もが体の機能を取り戻し、いきいきとした毎日を送ることができるような運動を」との願いから生みだされたのが、KaQiLa~カキラ~です。子供から高齢者まで、誰もが気軽にできるこの体操の要となるのが呼吸。そこで、今回は「呼吸」についてお伝えします。
こんばんは
訪問してくださり、ありがとうございます。
毎月第1・第3木曜日(奇数月は第5木曜日も)を担当しています。
夏至の今は、一年のうちで、最も昼が長く夜が短いころ。
うっかり日焼け、していませんか。
ウン十万円の美顔器をはじめ、いろんな美肌対策をあれこれと試してきた私ですが、今もたまにしているのは「卵白パック」。それは、20年以上も前に、中国人の女性から教わった方法です。
彼女は当時40代とお見受けしましたが、つるつるぴかぴかの白く輝く肌。
初対面でありきたりの挨拶や話をしていても、その美肌の秘密が知りたくてたまらず、「あなたの綺麗な肌はどのようにして培われたのですか」と尋ねると…
「毎朝、私は料理で卵を使うんだけど、生卵を割ると殻の内側に卵白が残るでしょ。その卵白を指に取り、顔にまんべんなく塗るの。数分もたたないうちに、乾いてパリパリになってくる。そしたら水でよく洗い流す。これだけよ」と、中国四千年の教え(?)をあっさり伝授してくれました。
けれど、すかさず彼女のお母さんがニコニコしながらこう言ったのです。
「人の顔は表情が大事。よく笑いなさい。それが一番!」。
忘れられない一言です。
呼吸は生きていくための最初の動き
人がこの世に生まれてから、吸うのが先なのか、吐くのが先なのか?
知り合いの助産師さんに尋ねてみたところ…
「赤ちゃんが生まれて最初にすること、それは吐くことです。吸ってしまうと、羊水を肺に運んでしまいますから、まず『オギャー』と吐きます。それから大きく吸い込んで呼吸が始まります」とのこと。
そして、「呼吸っていう言葉から考えると分かりやすいです」と教えていただきました。
呼(こ):息を吐くこと
吸(きゅう):息を吸うこと
文字通りですね。
また、「日本語ってよく考えられていて、『出入り口』と言うけど、『入り出口』とは言わないでしょう。乗り物でも出る人(降りる人)が先で、入る人(乗る人)が後だとスムーズですよね」とも。
脳科学の分野でも、知識において、詰め込み重視のインプットより、どんどん使っていくアウトプット重視の人のほうが仕事の結果を出しやすい、と耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
お金も、ピュアな気持ちで喜んで人のために使う人のところには、自然と回って戻ってくると聞きます。
何事も出してから入れる。
出すから入ってくる。
生まれたときからの約束みたいなものかもしれません。
このブログでは呼吸に関して、さまざまなアプローチで書かれた記事がもりだくさん。
呼吸のカテゴリーをご覧いただければ幸いです。
呼吸は1日2万回
人は4秒に1回とすると、1分間(60秒)に約15回、1時間に約900回、1日に約2万回の呼吸を無意識のうちに繰り返しています。
これによって、エネルギーとして必要な酸素を体に取り込み、二酸化炭素を排出する「ガス交換(換気)」をしています。
心臓や肺に異常がないのに、近ごろ呼吸が浅くなった、息切れしやすくなったようだと感じることはありませんか。
□イライラしがち
□寝つきが悪い
□頭が働かないことが多い
□息切れしやすくなった
□猫背で姿勢が悪い
□肩がこる
□気持ちが憂鬱
□手足の先が冷たい
…などの様子がみられたら、呼吸が浅くなっているサインかもしれません。
酸素をしっかり体に取り込めなくなると、このような症状を感じることがあります。
胸郭を動かし、肺を動かすのは呼吸筋
呼吸をするときは、鼻や口から空気を吸い込み、肺に取り入れていますが、肺は自力で動いているのではありません。
胸郭という、肋骨を中心とした鳥かごのような空間におさまっている肺を動かしているのは呼吸筋と呼ばれる20種類以上もの筋肉。
吐く時に使う「呼息筋」と、吸う時に使う「吸息筋」に分けられます。
呼息筋には、肋骨を引き下げる内肋間(ろっかん)筋など。
吸息筋には、肋骨を引き上げる外肋間筋などがあります。
私は、KaQiLa~カキラ~のインストラクターを養成する講習に参加した初日、この呼吸筋について学びました。
最初に、「肋骨と肋骨の間に何があると思いますか?」と
己抄呼~Misako~先生が私たち受講生に尋ねられたのですが、
「脂肪かな?」と答えた私たち。
「答えは筋肉です。何もないと、内臓が出てきますよ~」とおっしゃったキュートな笑顔に、初日の緊張がほぐれたことを今もよく覚えています。
多くの酸素を体に取り込むカギを握るのは肋骨
しっかり酸素を入れないと、体は老化します。
逆に言えば、たくさん酸素を入れると、体は若返ります。
酸素を体にたくさん入れるには、呼吸筋が柔軟でよく動くことが大切。
けれど呼吸筋は、加齢のほか、運動不足や悪い姿勢でも衰えてしまいます。
残念なことに呼吸に関する筋肉は20代をピークに衰えていくそうです。
背中が丸まった猫背の姿勢では、肺が圧迫され、十分な呼吸ができません。
深く呼吸することで、呼吸筋の弾性を高めたいものです。
深呼吸すると、肋骨が動きます。
そう、肋骨を動かすために努力して深呼吸します。
例えば、手をバンザイするように上げて、4~5回、深く呼吸するだけでOK。
手を下ろすときは、息を吐きながらゆっくり優しく行います。
己抄呼~Misako~先生の著書「肋骨メソッド」の本では、呼吸の仕方についての紹介もあります。
肋骨エクササイズ「KaQiLa~カキラ~」では、たくさん酸素を取り込むための呼吸「胸郭呼吸」とともに体を動かします。
筋力がなくても、体力に自信がなくても、体が硬くても大丈夫ですよ。
肋骨エクササイズKaQiLa~カキラ~について詳しくはコチラに↓
呼吸のチカラを実感した話
呼吸がどんなに大切か。それを実感した経験です。
父が内臓の疾患で緊急搬送されたときのこと。
命にかかわる危険な状態でしたが、手術を無事に終え、安堵したのもつかの間。
不穏状態に陥ったのです。
不穏状態とは、文字どおり、「気持ちが穏やかではなく、体動が激しい。不安で危険をはらんだ状態」。
会話はできても私のことは認識できず、瞳もうつろでした。
医師からは「急に環境が変わったことが原因です」と説明がありましたが、不安や後悔で胸が押しつぶされそうでした。
そのとき、無我夢中で、父と一緒にしたのは、深い呼吸でした。
しっかり吐いて、しっかり吸ってみよう!
両手をバンザイして、掌を太陽に向けて。
祈るような気持ちで、何度も何度も、繰り返しました。
すると、父の瞳に光が戻り、目にチカラが宿ってきたのです。
努力して行う深呼吸が生命を支える源であることを目の当たりにしました。
おかげさまで、父は間もなく退院して、日常の暮らしに戻ることができました。
「誰もが体の機能を取り戻し、いきいきとした毎日を送ることができるような運動を」との願いから生まれたKaQiLa~カキラ~。
心が動く瞬間、出逢いをあなたにもたらしてくれるはずです。
さあ、生きていくためのエネルギーである深呼吸と体を動かすことをおろそかにしないために。新しいことを始めてみませんか。
KaQiLa~カキラ~のレッスンが受けられる場所はコチラをチェック↓
受講したい|KaQiLa Method カキラメソッド|ろっ骨エクササイズで身体機能改善・運動機能改善!
夏至を過ぎ、少しずつ日は短くなっていますが、梅雨が明けると日差しが強くなり、日中の気温は一気に上がるので注意が必要です。こまめな水分補給を心掛けつつ、元気で過ごしたいものですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
~Chie~
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