昨日2021年の1月11日は式典が延期や中止された地域も多かったですが成人の日でしたね。
それでも、屋外の会場や入場の条件などを設けて開催された地域もあったようで、晴れ着にマスク姿の新成人を見かけました。
マスクが少々かわいそう、とも思いましたがさすが今どきの子たち。工夫してマスクも晴れ着に合わせて素敵な柄や生地を選んでいる子もいて、センスの良さとどんな状況も楽しむ姿勢(苦肉の策だったかもしれませんが)を感じました。
きっといつの日か、成人式のとき大変だったよね~とそれすら懐かしい記憶になる日が来ると信じて、しっかり前を向いて歩んでいかれる頼もしい新成人の皆さん、本当におめでとうございます。
さて、そんな頼もしい若者を横目に、もうウン十年前に成人した私としては、大人になって変化し続ける身体に向き合い、いつまでもあの頃のようにキラキラした気持ちをどこかに持って、できるだけ周りの大事な人が元気に年を重ねていけるお手伝いが出来たらと思うのでした。
大人ってどこかに身体の不調があっても普通
たまたま見ていたテレビでダウンタウンの松本さんが出演者との会話で言っていました。50過ぎたら起きたらどこかが痛いっていうのが普通よね~と。そう、そうなんですよ。なんか特段やったわけでもないのに起きたら身体のどこかに不調がある。めちゃくちゃよく聞きます。運動している人でも、していない人でも関係なくです。
そりゃあそうです、なんでも長く使っていたら傷んできます。身体も物体ですから。
別に50歳でなくてもなんとなく衰えを感じることはあると思います。ではどうやって不調を軽くして過ごすか。
大人の不調は過信がスタートなことが多いと思います。
これぐらい大丈夫大丈夫。
気力も体力も充実していればなおさら、そうやって小さな不調を見過ごしがち、または物理的に忙しく小さな不調に気づく間もなくやり過ごしている。
不調のある状態を普通、ととらえないことが一番大切ではないでしょうか。
大人の不調、どこから改善
では何をやって不調を改善しましょうか。本格的な病気やケガ(これは直ちにお医者様に診てもらって正しく治療すべきものです)ではない、不定愁訴(原因がはっきりしないのに何かしらの症状がある)は、適度な運動を勧められることが多いと思います。
進められるのにはいくつか理由があると思います。
まず運動と聞いて思い浮かべるのは
・筋肉増量
・体力強化
・ストレスの発散
といった目的でしょうか?
それらの目的が達成されることで、回復を見込んでいるからこその勧めでしょう。
そして言われた側もなるほどなと思います。確かに日ごろ運動不足だしなと。
ここでひとつ質問があります。
お腹がいっぱいになるほど食べたとします。それで、よしもうお腹いっぱいだからこれからの人生はもう食べるのをやめよう、と思ったことがある人はいらっしゃいますか?
いらっしゃらないですよね。なにをアホなことを聞いてって感じですよね。失礼しました。
でも運動の場合どうでしょう。
めいっぱい運動したとして、これぐらい運動したからもうやめよう、当分運動はいいわって思ったり、ずーっと続けてきた運動をなんとなくやめたことってないですか。
勧められて始めた筋トレやウォーキングなどがこういうことになることってありがちな気がします。
何が言いたいかというと実は、食事も運動も生きている限り必要な行動なんだと私は思っています。
え?一生、運動し続けないといけないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。わたしは高齢者施設でもレッスンをさせていただいていますが、高齢になったから運動は不要と思ったことも、車椅子だから運動しなくていい、と思ったこともありません。それどころかそういう筋力、体力が目に見えて衰えていく年代こそ運動の必要性を感じます。
人が生きていく限り、栄養を取り、身体を動かし、頭を働かせ、排せつする。このサイクルから逃れることはできないし、そのサイクルのどこかが乱れることで不調は起こってくるのだと思います。
大人は筋肉が減る
20歳をピークにわたしたちの筋肉は衰え始めます。
ちょっと筋肉のお話をします。
筋肉の役割って何でしょうか。
身体を動かす役目
姿勢を保持する役目
これはすぐに思い浮かぶと思います。
身体を動かすといっても、指や足の動きのみではなく、血管や心臓、身体の中の臓器も動かせるのはあらゆる筋肉のおかげです。
姿勢保持も、よい姿勢を保つだけでなく、しゃがんで靴ひもを結ぶにしても、顔を洗う体勢にしてもその姿勢でじっとしていられるのは筋肉があるからです。
それ以外に、大切な役割として筋肉はエネルギーの貯蔵庫として働いています。
口から入る栄養が足りないときには筋肉に蓄えてあった栄養を使って身体を動かしているのです。
また、筋肉に糖を蓄えることで血液中の血糖値をコントロールできるようになっているのに、筋肉が少なく糖を蓄えるところが減ることは血糖値をコントロールすることが難しくなるということにつながり、糖尿病の危険性が高まることへとつながっていきます。
筋肉がどっと衰えやすい時期は中年期の運動不足と言われますが、筋肉量が減ると免疫力が下がり肺炎にかかりやすくなるという報告が厚生労働省の研究に上がっている記事も目にしました。高齢になっても筋肉が必要なことが分かります。
なのに大人は何もしないでいると筋肉がどんどん減っていくのです。
大人は呼吸筋から鍛えよう
難しい筋トレや、きつい筋トレは嫌だと思う方も多いかもしれません。
でも息をしないで生きていくことはできません。その息に関わる呼吸筋を鍛えようっていうご提案はいかがでしょう。
息は自らの心と書きますが、自ら呼吸筋を活性化し心を整え健康な息をしたくないですか。
特に今のような時期に大切な健康な肺、つまり換気能力の高い呼吸力のある肺を作ることにつながります。そして、話が戻りますが筋肉を増やすことは免疫力を上げることにもつながりますから。
自身の不調の改善に色々なことに今まで挑戦した方も多いと思います。
それが続いているのであれば、そしてそのおかげで健康を保っているのであれば筋トレでも、ウォーキングでも、ヨガでも、体操でもなんでもいいのです。
それが合っているということなので。
でも、長続きしなかった方、気が付いたらいつの間にかしなくなっていたという方に最後の砦(笑)ぜひろっ骨エクササイズKaQiLa~カキラ~で呼吸筋から鍛えてください。
あなたが今しているその息ぐらいでは、呼吸筋を鍛えることにはつながっていません。細く長く、見た目にいかにも吸っている、深呼吸しているって感じではなく、息を吸うことでろっ骨を膨らませていくことが大切です。
そして椎間関節、肋椎関節を中心とした様々な関節を一緒に動かし身体の不調を自分で改善につなげることを習慣化しませんか?
そうすれば死ぬまで食べるのと同じように、死ぬまで自分の足でトイレに行ける身体づくりの第一歩となると思います。
体験はこちらからどうぞ
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