今月もお宅に訪問!、足爪と手の爪のお手入れをさせていただいています。
お客様は89歳、聡明な明るい女性です。
カキラのレッスンをするかたわら、フットケアを主に施術をしています、カキラリスト 凛 です。
今年もどうぞもよろしくお願いいたします。
高齢者のひとり暮らし
チャイムを鳴らし玄関ドアを開けると廊下からまっすぐ奥のお部屋から笑顔とほがらかなお声で迎えてくださいます。
お変わりありませんか?とおたずねしたところ、
「大変だったの!」と。
先週の夜10時頃に、いつも座っている椅子からズリ落ちてしまい、お尻が床に着いてしまったのです。
幸いにも痛みはなくお怪我もありませんでした。
けれど、、そこからが一大事、
さあどうやって立ちあがろう、、
椅子から立ち上がることはできる。
でも床から立ち上がるには脚の筋力がたりない。
手で触れるテーブルとベッドの柵につかまってみたけれど、膝や股関節がいうことをきかない。
格闘すること30分
そうだ、玄関まで行くしかない
舟を漕ぐように手で床を押し、なんとか身体を滑らせ少しずつ、少しずつ廊下を進むこと30分
その時は廊下の冷たさなど感じなかったとのこと。
玄関の上がり框に腰掛けるように両足を地に下ろし、
そこで手摺につかまりようやく立ち上がることができました。
まるで笑い話でもするようにお話してくださるお姿に尊敬いたします。誰にも助けを求めず考えて自力でなんとかするその気力はご立派です。思わず感心してしまいましたが、それは大怪我にもつながる大ごとでした。後に介護福祉士さんと家具の位置の改善、緊急時の連絡の確認をされました。
日常生活ではもちろん介護福祉士さんの介護や自治体や民間のサービス、食事の宅配なども利用し、多くの人間がチームのように関わっています。
ご自身の工夫もいたるところにあります。
部屋の中を歩く時は
まるでロッククライミングかのように、
まずテーブルのここに手を置いて→身体の向きを変えて一歩踏み出す→反対の手をシンクのへりに置く→もう一歩足を出す、というようにルートが決まっています。
靴下を履くときは手が届かないので、
靴下をカーペットの上に落とし、つま先を入れて足裏をカーペットに擦りつけるようにすると履けるという技もお持ちです。
床に落ちてしまったものはトングを使って拾うなど、必要にせまられ知恵をしぼっていらっしゃいます。
「だって、自分でやらなきゃどうするの!」と。
たくましいご覚悟がおありです。
自治体のサービス
各自治体は独自に安否確認を含む支援サービスを行っています。弁当などを宅配する「配食サービス」やごみ出しが困難な世帯に戸別に家庭ごみを収集する「家庭ごみ訪問収集」があります。見守りにICT(情報通信技術)を導入しコミュニケーションロボットを使って離れて暮らす家族と音声やメッセージをやりとりできるサービスを実施している自治体もあります。
*いずれも条件があったり自らの申請が必要となりますので、地域の自治体でどんなサービスがあるのか調べておくことが大切です。
「愛の訪問活動」ご存知でしょうか?
乳酸菌飲料の訪問販売員の一人の女性が
誰にも看取られずに亡くなったひとり暮らしの高齢者の話に心を痛め、
担当地域に暮らすひとり暮らしの高齢者に自費で乳酸菌飲料をお届けしたことからはじまった活動です。
販売員が商品をお届けしながら高齢者の安否を確認したり、話相手になるという活動をその販売会社が続けること50年、民生委員や自治体にも伝わり全国に広がっています。
健康寿命
厚生労働省は2021年12月20日に開催された 第16回健康日本21推進専門委員会において
「健康寿命の令和元年値について」発表しました。健康寿命は三年ごとに公表されています。
健康寿命が 男性 72.68歳 女性 75.38歳 となりました。
平均寿命は 男性 81.41歳、女性 87.38歳 となり、健康寿命との差が男性8.73年、女性12.06年となり縮小の傾向となっています。
健康寿命が延びることで医療費などの削減につながるため、厚生労働省は生活習慣の改善、健康づくりに力を入れていますが、、
生涯にわたり日常生活を制限されることなく健康的に暮らしていくことは万人の願いではないでしょうか。
生を受けてほとんどの人が一年程で立ち上がり歩きだします。そして誰もがいつか「歩く」ことが困難になるとわかっているものの、本当に実感するのは自分がそうなった時と身近な人の介助をする立場になった時ではないでしょうか。
実際私は、高齢の、85歳の母と同居しています。この2年で立ち上がる時の下肢の筋力が著しく弱くなり、歩く速度は確実に落ちています。コロナ禍においてコミュニティーの場が減り外出が減り生活が一変したことで、予想はできていたものの体力の低下を防げなかったことが悔やまれます。
が、あきらめるのはまだ早い!
生涯続けられる ー KaQiLa カキラ ー
誰でもできるエクササイズです。創始者であるわが師の己抄呼先生も30代のときに、健康指導者として再起が危ぶまれるほどの大病をされました。しかし元来のポジティブな性分、転んでもただでは起きません。そこから身体的弱者や運動が困難な人、、、本当はそういう人たちこそが運動を必要としているとの思いでカキラが生まれました。
関節の機能を研究し、解剖学上 エビデンスのあるプログラム カキラです。いくつになっても体力、筋力の向上はできます。
2022年新たに己抄呼先生と間宮友美さんの30分のオンラインレッスン
「プレミアム30」がスタートします!
1月は 22日(土)9:30~10:00
26日(水)8:00~8:30
受講料 1レッスン 1500円
お申込みには、カキラ LINE登録がお薦めです
プレミアムレッスンのご案内や情報がいっぱい!
問い合わせ
東京オフィス TEL 03-3568-2120
大阪オフィス TEL 06-6399-2980
お試し、お気軽にカキラを体験して頂けるカキラリスト 50人のYouTube動画が見られます
身近な大切な人の健康を守りたい!
そんな思いから認定カキラリスト養成コースに入構される方も多くいらっしゃいます。未経験者でも大歓迎です。ご興味のある方お気軽にお問合せください。
次期は5月開講予定です。
THD,Japan/日本総合健康指導協会公認
認定カキラリスト 凛
介護予防・認知症予防かきら認定指導者
KaQiLaサーロス オフィシャルトレーナー
著書『肋骨メソッド』指導者
KaQiLa The STOOL指導者
最後までお読みいただきありがとうございます。
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