こんばんは、Tamakiです。前回までに引き続き、2020年コロナ禍でのドイツ(ベルリン)の状況をお伝えします。今回は、2020年末までの状況です。今もこの時の制限措置の大半が続いています。3月に入り少しずつ緩和されて、やっと小学1〜3年生は人数制限のもと交代で学校へ行けるようになったり、美容院が開いたりしました。今週も花屋や園芸店、本屋が開いたり、予約客だけが時間予約のもと一人でショッピングができるようになったり、小学校4年生〜6年生が人数制限のもと交代で学校へ行けるようになりました。でも、まだまだ、レストランはテイクアウトのみ、劇場や映画館もスポーツ施設も閉鎖のままです。中高生、大学生はオンライン授業のまま。希望の光はワクチンの摂取が進んでいることと、コロナのスピードテストがどこでも手軽にできるようになる準備が進んでいることです。
コロナ禍のドイツ
9月
2020年9月のベルリンは暑かった。例年では9月は冷んやりした空気なのですが、温かいを通り越して暑い日が続きました。「今日は暑いので、仕事は切り上げた。湖にいます。」なんてメッセージが友人から入ることも。でも、そのおかげで、学校も職場も窓を開け放すことができ、換気が十分にできたようです。私もスタジオの窓を開け放してレッスンができたり、中庭でレッスンしたりと大いに助かりました。
これから寒い冬に向かうドイツは、部屋を締め切って暖房をかけます。それを見越して9月末に政府は、「広く通用している『AHA』スローガン(1.5メートルの対人間隔確保(Abstand halten),保健衛生措置(Hygienemassnahmen)及び日常マスクの着用(Alltagsmasken tragen))に加え,コロナ警告アプリの利用(Corona-Warn-App nutzen)の『C』及び換気(Lueften)の『L』が追加されなければならない。」と述べました。
また、オフィスでは自分の机に座っていないときは、マスク着用が義務付けられたり、私的な集まりに少し制限が加えられたりしました。
10月
10月に入ると感染者はどんどん増えていきました。州によっては、「過去7日間の10万人あたりの新規感染者数が50人を超えている」リスク地域がでてきます。ベルリンもリスク地域に入った地区がいくつも出てきます。
その後もベルリンの感染者は、またたく間に増え、10月20日には、1日あたりの新規感染者数が822人となり、過去最高を記録したと報道されています。
そして、ベルリンにあるいくつかのショッピング通りでは、マスク着用が義務付けられました。
ベルリンの学校ではだいたい10月後半から11月初旬にかけて2週間の秋休みがあります。いつもなら、旅行に出掛ける人々が多いのですが、今年は、ゆっくりベルリン近郊で休暇を楽しむ人々が多かったとようです。
11月
ここから、また、制限措置が厳しくなっていきます。
10月28日、ドイツにおける新型コロナウイルスの急速な再拡大を受け、メルケル首相と各州首相による協議が行われました。「ドイツ全土の平均で75パーセント以上の感染事例において感染経路が明らかでない(ロベルト・コッホ研究所統計)状況を踏まえ,更なる感染拡大を防ぎ,感染経路を追跡し得る水準まで低下させる必要がある」ということで、追加的制限措置が発表され、11月2日から施行されました。
旅行制限。劇場やコンサートホール、映画館、美術館、スポーツ施設などのレジャー・余暇施設の閉鎖。レストランもテイクアウト以外は閉店。でも、制限をかけながら店舗は開いていましたし、保育園と学校は、閉校にしませんでした。
ドイツでは、共働きの人々夫婦やシングルマザーやシングルファーザーが多いです。保育園や学校が閉鎖してしまうと、働けなくなる人々が増え経済的なダメージが大きくなるので、政府はそれを避けたいという思いがあったのかもしれません。それに、これからの未来を担う子どもたちにとって、勉強だけではなく、人と仲間と会うことがとても大事だという思い、春のロックダウン時のオンライン授業があまりうまくいかず、子どもも親も、教師も負担が増大したということもあったのかもしれません。
閉鎖や閉店を余儀なくされた企業、自営業者、団体及び施設に対して、収入の減少を補填するために特別な経済支援は行われました。
私は、全てのレッスンをオンラインに切り替えることができたため、上記の経済支援を申請せずともすみました。
そして、ドイツの人々をとても悲しませたのは、クリスマスマーケットの開催禁止です。11月、12月と16時には真っ暗になる寒いドイツで、人々の楽しみは、賑やかなクリスマスマーケットに行って香辛料の効いたワインを飲んだり、ソーセージを食べたり、甘いナッツを頬張ることでしたから。
それでも、この段階では、人々は、ここで少しがまんをすれば、クリスマスには制限措置が緩和されるだろう。親戚一同で会うことができるだろうと楽観的でした。
メルケル首相は2020年9月下旬に「今のままの状況が続けば、クリスマス直前には1日の新規感染者数が1万9200人になる」と警告していたそうですが、州政府の首相たちは聞き入れなかったそうです。そのため、ドイツには第二波での感染者数や死者数を低く抑え込むことができませんでした。
12月
とうとう、12月16日からは、保育園、学校も休校。店舗も閉店になりました。春のロックダウンとほぼ同じ状態で、スーパーなど生活必需品を販売する店舗以外は全て閉鎖になりました。
クリスマスで親戚一同が集まることにも制限がかけられました。
ドイツ人にとっては、クリスマスは何よりも大切なものです。日本のお正月のような感じです。そのクリスマスにおじいちゃんやおばあちゃんに会えない、孫に会えないという事で、とてもさみしい思いをした家族もあったようです。でも、ビデオレターを送ったり、写真のコラージュを送ったり、オンラインで繋がたりと、今までとはちょっと違ったクリスマスの楽しみ方を見つけられたようです。クリスマスには、贈り物をしあいますが、今年はそれも自粛気味だったようです。毎年クリスマスのプレゼント選びで苦労する、実は、クリスマスをストレスに感じているというドイツ人も多いようです。だから、今年はクリスマスの習慣の見直しにちょうどよかったと話す声も耳にしました。
街に飾られるクリスマス飾りやもみの木も今年は自粛気味でした。ショッピングへ出掛ける人が少ないですし、見る人も少ないですからね。でも、家で飾るもみの木は今年は大きなものを飾ったり、いつもは飾らない人も飾ったりと、家でのクリスマスにお金を掛ける人がいつもより多かったようです。
12月26日、ドイツでも正式にワクチン接種が始まりました。米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチン接種です。ドイツで最初に接種を受けたのは、ハルバーシュタットの高齢者施設に入居する101歳の女性。このほか介護職員10人も予防接種を受けました。27日からは、全国的に接種が始まります。まずは80才以上の高齢者や、感染リスクの高い医療関係者などが優先的に接種しました。ワクチン接種に感染収束の希望を見出しているドイツでは、喜ばしいニュースとして報道されていました。
大晦日のメルケル首相演説では、首相自らも、自分の番が回ってきたらワクチンを接種しますと述べていました。
そして、大晦日。ベルリンでは毎年この日はBrandenburg(ブランデンブルグ)門で大きなイベントが行われ大花火大会となります。市民も花火を打ち上げることができるため、夕方から花火の音が響きはじめ、年明けのカウントダウンと共にものすごい爆音が街に響き渡ります。
今年は、花火の販売禁止、人が集まる場所での花火は禁止、イベントも禁止ということでしたので、静かな年明けになるか?と思いきや。年明けのカウントダウンと共にいつもとは規模が小さいながらもあちこちで花火が上がりました。
2020年ベルリンでは、ベルリン・ブランデンブルク国際空港(BER)がやっとオープンし、それに伴って長年使われてきたテーゲル空港が閉鎖されました。社会の中で新しいことがたくさん始まり色々なことが変わっていきつつあります。私もカキラのオンラインのレッスンを始めました。
オンラインでも、効果バッチリなエクササイズ
11月のロックダウン以降、ずっとスポーツ施設は閉鎖のままなので、今でも私のカキラレッスンはオンラインで行っています。
始めた頃は、おっかなびっくりでしたが、今はオンラインでレッスンすることが当たり前。
オンラインだから気を使うこと、オンラインだから意識することなど今までのリアルのレッスンと変えなければならないこともあります。でも、オンラインだからできること、便利なことなどメリットもたくさんあります。
オンラインの良さは、なんと言ってもレッスンへ脚を運ぶ時間を取られない事です。そのため、たった15分や30分のレッスンも成り立ちます。リアルの場合、せっかく電車を乗り継いで集まってもらって15分しか動かないのは、なんだかもったいない気がしますが、オンラインなら、そんなことはありません。そして、たった15分だから、30分だから参加できるという方もいらっしゃいます。その手軽さはオンラインの強みですね。
また、時差が許せば世界中の方とレッスンができるというメリットがあります。
私も今までは、ベルリンのお客様としかレッスンができず、日本へ帰国される方、他の地方や国へ引っ越される方と、お別れしなくてはならず、その度に「○○には、カキラは、有りますか?」と聞か、「残念ながら、ありません。」と答えるしかありませんでした。でもオンラインならそんな方とも繋がってレッスンを続行することができるようになりました。実際、カキラが大好きで、ご自分に合うわと感じておられたけど、日本へ帰国してしまわれた方と、再びご一緒にレッスンをすることができるようになりました。また、ドイツの他の都市やヨーロッパの他の国の方ともレッスンできるようになりました。
カキラは、動きの理論がしっかりとしていて、受講者の体に触れることなく誘導できる仕組みを持っています。そのため、オンラインでも十分に効果を出すことができるのです。
そして、たった一型でも体の一番大切な部分を整えていきますので、15分や30分といった短い時間でも効果を出すことができます。
オンラインでも、効果バッチリなエクササイズKaQiLa〜カキラ〜、あなたも始めてみませんか?
カキラについて↓
KaQiLa〜カキラ〜考案者による、オンライン倶楽部(Sailin28己抄呼~Misako〜倶楽部)もあります。
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体内に栄養を取り込む必要性の話しや、季節、月毎にしておくと良いことのお話
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Tamaki
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