こんばんは。Kyo-coです。
急激な社会の変化によって、ライフスタイルが大きく変わりました。
その変化が、女性のからだや健康に影響する事もあり、女性ホルモンの変化や乱れから、体調不良や婦人科系の病気にかかる人が増えてきています。
何回かに分けて女性のからだについて書いてきた記事のまとめです。
女性ホルモンの役割
たくさんの種類があるホルモンの中で、女性の卵巣でつくられているのが「女性ホルモン」です。女性ホルモンは「妊娠・出産の機能、そのためのカラダづくり」という役割をもっています。
女性ホルモンには
「エストロゲン〈卵胞ホルモン〉」と
「プロゲステロン〈黄体ホルモン〉」の
2種類があります。
エストロゲンは「妊娠の準備」、「女性らしいカラダづくり」
プロゲステロンは「妊娠の維持」といった役割をもっています。
約28日間の周期で訪れる月経も、女性ホルモンの作用によってコントロールされています。
『エストロゲン』
・子宮内膜を厚くして、妊娠に備える
・女性らしいカラダ(乳房の発育や、丸みのあるカラダ)をつくる
・自律神経の働きを安定
・コラーゲン産生をうながし、美肌をつくる
・血管、骨、関節、脳などを健康に保つ
『プロゲステロン』
・エストロゲンの働きによって厚くなった子宮内膜を柔らかく維持して妊娠しやすい状態
・水分や栄養素をため込み、妊娠が成立したら、妊娠を維持
・体温を上げる
・食欲を増やす
この2種類の女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」は、イキイキとした毎日をサポートする重要な役割をもっています。その一方、ごくわずかな量で作用するため、ちょっとしたバランスの乱れがさまざまな不調につながることも…。
月経周期と関係が深いため、自分の月経周期を知っておく事も不調を予防する為の1つの方法です。
20代〜30代半ばの女性
『ストレスで女性ホルモンのバランスが崩れやすい』
女性として心身ともに充実して、妊娠・出産に適した時期。
仕事や家庭で多くの役割をこなすためにストレスが多く、月経トラブルが起こりやすい。
気をつけたい不調や病気
・マタニティブルー ・産後うつ
女性ホルモンとストレスの関係
ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンと女性ホルモンの元をたどると、同じ原料で作られています。
なので、ストレスが過剰になると、ストレスホルモンばかりを作り、女性ホルモンの分泌が低下してしまう事になります。
ストレスが過剰になる事で、生活習慣の乱れから自律神経のバランスを崩れる原因になり、身体の冷えを感じやすくなることも。
身体を冷やさない!「冷え」は万病のもと!
①お腹や腰回り、首・手首・足首を冷やさない
ブランケットなど、あったかグッズなどを活用するのも良いです。
②お風呂
血流の改善の為に、湯船に浸かる事も効果的です。リラックス効果でストレス軽減の期待もできます。
③飲み物・食べ物
なるべく温かい飲み物・食べ物を摂るように意識します。
身体の「冷え」を放っておくと、血行不良から免疫力が低下し、病気になりやすくなると言われています。
30代後半〜40代半ばの女性
女性ホルモンの分泌量が減少し始める
子どもの世話や仕事が忙しくて、自分は後回しに…でも元気!!!
しかし、体力の衰えや「無理がきかなくなった」と感じる事も多くなってくる年代。
気をつけたい不調や病気
・大腸がん ・肺がん ・生活習慣病
がんのリスクも高まる年代でもあるため、過信せず忙しい時ほど、自分のからだも気づかいたいですね。
『骨粗しょう症』
骨粗しょう症とは
骨密度(骨の強度)が低下してもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
閉経後の女性に多い骨粗しょう症ですが、
また栄養の偏りや、無理なダイエットによっても起こりえます。
女性ホルモンの分泌量が減少し始めるこの年代、予防も含め気をつけたい1つです。
原因
・女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏
・運動不足
・加齢
予防
・カルシウムを積極的に摂る
カルシウムの吸収を妨げるリンを摂りすぎないようにする(スナック菓子、インスタント食品)
・日光を浴びる
カルシウムの吸収を促進するビタミンDは紫外線にあたると皮膚で合成されるので、適度な日光浴をする
・適度な運動を習慣にする
骨の維持成長には運動も必要です。
骨が刺激をうけて、骨の細胞が動くことで、骨の形成を促す指示を伝え、カルシウムを取り込み新たな骨の細胞を形成されます。
40代後半〜50代半ばの女性
女性ホルモンが減少し、様々な不調も
最近疲れやすいな…更年期?気になるけど、ガマンできるし。
多くの女性が50歳頃に閉経を迎えます。
卵巣機能の低下・停止により女性ホルモンの分泌が急激に減り、閉経前後10年間くらいは様々や更年期症状が表れやすくなります。
気をつけたい不調や病気
・骨粗しょう症 ・女性特有のがん
・胃がん ・大腸がん ・肺がん
病気は知らない間に進行するもの。
健康診断などを活用して自分のからだを知るのも大切ですよね。
やっぱり気になるのは『更年期障害』ではないでしょうか?
更年期症状と更年期障害は違う
更年期に起こるさまざまな不調を更年期症状といい、程度の差はあっても誰にでも起こる症状だが、中でも仕事や日常生活などに支障が出るほど重い症状が続く場合は更年期障害と呼びます。
症状
人によって症状は様々!
原因
閉経で卵巣の働きが衰え、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激に減ることが原因で起こります。
精神的なストレスが加わる事で症状が重くなる事あります。
予防
閉経前後からは生活習慣病のリスクが高まるので、食生活や運動習慣を見直すことが重要です。
睡眠不足や運動不足は更年期障害を悪化させる原因の一つとなるので、生活の質を改善することを心がけます。
ストレスを常に抱えていると動悸や息切れ、食欲不振、疲労などを引き起こすので、ゆっくりお湯につかる、音楽を聴いたり、ストレスを上手に解消することも大切です。
50代後半〜の女性
女性ホルモン(エストロゲン)に守られていた骨や血管、肌、粘膜などに変化が起きるころ
エストロゲン(女性ホルモン)
女性ホルモンには2種類あり、年齢によって分泌量が変化します。
特にエストロゲンの変化は影響が大きいといわれ、更年期それ以降は、エストロゲンで守られていた血管、骨、肌などのトラブルが出やすくなります。
気をつけたい不調や病気
・胃がん ・大腸がん ・肺がん
・膣炎 ・尿漏れ
少々悪いところがあってあたり前、気にしない。と楽天的な考え方も良いですが、改善できる事から取組む事も大切です。
人生を楽しく健やかに過ごす為に
最近、更年期以降の健康に関して、フレイル(虚弱)という考え方が注目されるようになってきました。
フレイルとは、「加齢によって体と心の働きが弱くなってきた状態」です。
加齢が進み、体と心の働きが一定以上低下すると、日常生活を自力で送ることが難しくなり、要介護状態になります。その前段階がフレイルです。
この状態は、筋肉量の低下した状態である「サルコペニア」や、歩行や日常生活に支障をきたす「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」につながるといわれています。そのため、フレイルにならないような生活を心がけていくことが大切です。
フレイルを予防するには、体と心を前向きにする工夫が大切です。
生活習慣の工夫
栄養バランスの取れた食生活と適度な運動が重要です。無理のない範囲でウォーキングやストレッチなどを取り入れることもおすすめです。
社会とのつながりの維持
仕事、ボランティア活動、趣味や習い事、友だちとの交流など、積極的に人とかかわる機会を作るようにしましょう。
明るく前向きな気持ちでいることで、イキイキと元気に毎日をすごしたいものです。
おすすめしたいエクササイズ
『肋骨エクササイズKaQiLa〜カキラ〜』
肋骨を動かし→関節の位置を整え→筋肉の並びを整える事で、
血行がよくなり、身体の不調が改善されていくエクササイズです。
頑張らないエクササイズで、誰にでもでき、即効性があるので、効果を実感しやすいです。
音楽に合わせて、呼吸と共に動いていくので、お気に入りの曲が流れた時はめっちゃテンションが上がります。
全身の関節へアプローチしますので、歪みのある所によって色々な効果が出るのも楽しみの1つです。痛みやコリだけでなく、フェイスラインのリフトアップやバストアップ、ヒップアップしたりと女性には嬉しい、抗重力効果も満載です!
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