50万人が絶賛!自分で体の痛みやコリを取る方法!

自分で体の痛みやコリを解消したり、様々な機能改善効果を実感できるエクササイズ、KaQiLa~カキラ~を伝えるブログ。

海外でもカキラ。箸で食べる時とナイフ&フォークで食べる時の体の使い方は違うのか? No3.

寒く長いドイツの冬ですが、日毎に春の訪れを見つけることが多くなってきました。

地面からは、スノードロップやクロッカスが芽を出し花を咲かせています。スノード

ロップは、ドイツ語では、Schneeglöckchen(雪の鈴)と言い、まだ雪が積もる大地か

ら始めて咲く花で、春の訪れを告げる花だと言われています。

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毎月

第2・第4木曜日のブログを担当しています、

THD,Japan~日本総合健康指導協会~

カキラドイツ支部長・KaQiLaエグザミナーのTamakiです。

 

 

「海外でもカキラ。箸で食べる時とナイフ&フォークで食べる時の体の使い方は違うの

か? No2.」のブログ(↓コチラ)で、

 

rokkotsu113.hatenablog.com

手の親指側から体の前面にかけてつながる筋肉の流れと、手の小指側から体の背面にか

けてつながる筋肉の流れがあるとお伝えしました。

そう、腕は、体の前からも後ろからもちゃんと支えられていました。

今回は、もう少し上の方までたどってみます。

腕を支える2つの骨

腕と肩甲骨

手で、手の先〜肘〜肩へとたどっていくと、その先が、二方向へと分かれていくの

が分かります。胸側と背中側です。

胸側にあるのは、鎖骨。

背中側にあるのは、肩甲骨。

 

さて、肩先の尖った骨、これは、どこの骨だと思いますか?

肩、つまり腕の骨(上腕骨)だと思った方も多いのではないでしょうか?

私はそうでした。

実は、触っているところは、肩甲骨です。

背中にある肩甲骨は、こんなに体の外側に張り出していたんですね。

たしかに、骨格標本を見ると、肩甲骨は、体の中で一番外側に位置しています。

 

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  胸郭の外側に見えている骨が肩甲骨

 

この外側に張り出した部分を肩甲骨の肩峰と言います。

この肩峰の下に、三角形の部分があります。

肩甲骨は天使の羽と呼ばれるますが、この三角形の形が羽みたいですものね。

その三角形の一部はポコッとくぼんでいます。ここに上腕骨(腕の骨)がカポッとはま

り込んで関節を構成しています。

この関節を肩甲上腕関節と言います。

上腕骨の先端が球状で肩甲骨側がくぼんでいるので、くるくると回ることができます。

手の先から腕は、肩甲骨、つまり体の背面へとつながっているのですね。

肩甲上腕関節

肩甲上腕関節を感じてみましょう。

腕をだらんと下げた状態で、皆さんが肩だと思っていた体の外へ張り出した肩甲骨先端

のちょっと下を、反対側の指で触って、下げた腕の手でジャムの瓶のふたをあけるよう

に手を動かして下さい。触れている指の奥の方で何かくるくる回っているように感じま

せんか?この奥の方で動いている箇所が、肩甲上腕関節です。

肩甲上腕関節は、皆さんが思っていたより、ちょっと下ではありませんでしたか?

肩甲骨先端が肩甲上腕関節だと、思っていた方は多いかもしれません。私はそうでした。

「肩(肩甲上腕関節)は、自分が思っていたより、ちょっと下だ」と思うだけで、上

がっていた肩が下がって肩こりが楽になったり、色々な動作で肩を上げずにすみ、肩こ

りが解消できたり、怪我防止に繋がります。ご自分の体の地図を修正してみて下さい。

腕と鎖骨

さて、次は、鎖骨をみていきましょう。

美しいデコルテラインを醸し出す、鎖骨です。

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鎖骨は、ドイツ語では、Schlüsselbeinと言います。Schlüsselとは、鍵と言う意味で

す。ちょっとS字にカーブしている感じが、鍵っぽいのかもしれません。


鎖骨は、上腕骨にはつながっていません。

どこにつながっているかと言うと、肩甲骨です。では、肩甲骨のどこでしょうか?

肩甲骨の肩峰です。

肩峰は、多くの方が肩だと思いこんでいた、肩甲骨の突端、外側に張り出した部分で

す。

この関節を肩鎖関節と言います。

ここは、平べったい平面関節で、可動域はとても小さいです。

手の先から来た腕は、体の前へ、中心へとつながっていたんですね。

腕は、肩甲骨と鎖骨つまり、体の背面と前面とで支えられています。

肩鎖関節

肩鎖関節を触ってみましょう。

デコルテラインにある、横へ走っている骨が鎖骨です。胸の中心から反対の手の中指で

触り始めるとカーブを描いていきます。丁寧に鎖骨を先端へ向かって触れていくと、肩

の近くで前の方に出っ張ります。そこが鎖骨の端っこの出っ張りです。中指をそのすぐ

外側へ滑らせると、浅いへこみがあります。指一本は入らない程度のへこみです。ここ

が肩鎖関節です。そのさらに外側はもう肩甲骨の肩峰になっています。

器用な腕と支える腕

私達の腕は、体を支えるという役割よりも、箸やフォークを使って食事をしたり、縫い

物をしたり、体を洗ったり、掃除をしたり、文字を書いたり、子どもを抱っこしたり

と、手や腕を使って様々な動作ができます。

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一方、四本足の馬や犬のような動物は、腕(前足)で体を支えます。

だから、鎖骨は短く退化して機能していません。胸骨に腕が直接ついています。そのた

め、腕の前後の動きはできても、横へ広げる動きはできません。イラストなどで、動物

が足を横へ広げてぺったり伏せている図は、ユーモラスを誘いますが、ありえない図だ

からかもしれません。

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人は長い鎖骨のお陰で、腕が胴体の横につき、腕の動きが胴体の邪魔にならないので、

手や腕を使った器用な動きができるのです。

箸やスプーンを使って食事ができるのは、長い鎖骨があってのものなんですね。

 

笑い話ですが、息子が0歳でズリ這いを始めた頃、壁についているコンセントが気に

なって、触って見たくて仕方がなかったようです。

ベットと壁の間にある細い隙間の奥の壁に、コンセントがありました。

ある日、泣き声が聞こえるので、部屋にいってみると、息子の姿が見えません。よくよ

く泣き声をたどって行くと、ベットと壁の間に挟まって身動きができなくなった息子が

いました。コンセントを触ろうと、這って行ったはいいけど、壁とベットの間に挟まっ

てしまったようです。

息子の鎖骨が猫のように退化した小さいなものなら、コンセントに到達できたでしょ

う。猫の鎖骨は、とても小さく宙に浮いたような状態になっているので、顔さえ通れば

全身が通り抜けられるんだそうです。

美しい動きで知らず知らずに楽になるエクササイズ

カキラの動きは、美しいとよく言われます。

カキラでは、流れるように舞うように動く中で、手や腕をなめらかに動かします。その

中で、今日ご紹介した肩甲骨や鎖骨も動きます。

便利になった暮らしの中で、できるけど、しなくなった動きがたくさんあります。皆さ

んは、鎖骨や肩甲骨を十分に動かす動作をしていますか?

一部の関節や筋肉だけではなく、バランスよく筋肉を使って行くことは、ケガ、コリ、

痛みの予防には大事なことです。

知らず知らずのうちに、肩甲骨や鎖骨がスムーズに動き、日常の動きが楽になるカキ

一度、ぜひ、ご体験下さい。

 

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本日もお読みいただきありがとうございました。

Tamaki

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