日脚が伸びてきました。
二十四節気が小寒から大寒に変わり、一年のうちで最も寒いころ。
「大寒の朝に汲んだ水は1年間腐らない」と言われるほど雑菌が少ないとか。
味噌やしょうゆ、酒などが仕込まれる「寒仕込み」の季節ですね。
今の時期になると、「寒の水を飲むと風邪をひかないよ」と母から言われていたことを思い出します。
訪問してくださり、ありがとうございます。
毎月第1・第3木曜日と、奇数月の第5木曜日を担当している、広島県在住のChieです。
先日、歯医者さんに行ったときのこと。
「コロナの影響で虫歯の患者さんが増えているんですよ」と聞きました。
歯は、命を支える大切な咀嚼(そしゃく)器官。
自分の歯でしっかりかみ、食べたいもの、季節の恵みをおいしく食べられることは、かけがえのない幸せであり、切実な願いと言えますね。
そこで、今回は「歯」をテーマにお伝えします。
歯は骨より硬い
いきなりクイズ!
身体の中でいちばん硬いのはどこでしょう?
答えは、歯の表面をおおっているエナメル質という部分です。
虫歯は、細菌によって歯が破壊されていく感染症。
歯の表面をおおっているエナメル質は、人体で最も硬い組織ですが、細菌が作り出した「酸」によってその硬い組織が溶かされてしまう怖い病気です。
80歳になっても20本以上の歯を保つために
歯は上下左右で通常28本あります。
親知らずが、上下左右の奥に生えると32本。
あなたには、何本、自分の骨がありますか。
「8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動」という言葉をよく耳にされると思います。
「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」というこの運動は、今から30年以上前の1989(平成元)年に、厚生省(当時)と日本歯科医師会が提唱して開始されたそうです。
80歳になっても20本以上の歯を保つために、どうするか?
目標に向けての「行動」、実行に向けて動くことが大切ですね。
目標達成のポイントが書かれた記事です↓
歯を守るために大切な「口腔ケア」について書かれた記事です↓
骨よりも硬い歯のエナメル質を溶かす酸
冒頭で「コロナで虫歯の患者さんが増えている」と書きましたが、その理由は、受診を控える人が増えているだけでなく、家で過ごす時間が増えて「間食をだらだら食べる」「飲み物をだらだら飲む」といった、生活習慣の変化による影響が背景にあるとのこと。
口の中は中性
口腔内のpH(ペーハー)は、中性に保たれています。
私たちがものを食べたり飲んだりすると
↓
虫歯の原因菌が活動を開始
↓
糖分を分解して酸を出す
↓
中性から酸性へ傾く
酸性になると、身体の中でいちばん硬い歯の表面が溶け出していきます。
酸のチカラ、おそるべし!です。
でも、そこで活躍するのが「だ液」。
だ液には、口の中を洗い流し、酸性に傾いた口の中を中性に戻す力があります。
けれど、のべつ幕なし、だらだら飲んだり食べたり、頻繁に間食を取ったりしていると、酸性に傾いたままの時間が長くなり、虫歯になりやすい状態を招く、ということなのです。
在宅時間が長くなると、ついつい甘い物に手が伸びて間食したり、水分を取ったりしがちです。
虫歯にならないためには、歯磨きが大事なのは言うまでもありませんが、気を付けたいものですね。
あなどれない飲み物のpH値
飲料の酸性度表を参考に
私が今回、歯科を受診したのは、マウスガードのメンテナンスのため。
寝ている間に、歯ぎしりをして歯が削れるのを防ぐために使っています。
新しく作ってもらったマウスガードの調整中に、だらだら飲食が及ぼす歯への影響などについて教えてくださっていたときのこと。
「飲み物の酸性度も、虫歯と関係があるんですよ」と先生が見せてくださったのが、よく目にする飲料の酸性度をpHで表すものでした。
(「飲料の酸性度表」でググると出てきます)
pHとは、水素イオン指数。
液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを示す数値です。
通常、1から14までの値となり、7が真ん中で「中性」。
水の数値は7で中性です。
pH5・5でエナメル質が溶け始める
pHが7より小さいと「酸性」で、7より大きいと「アルカリ性」。
pH5・5でエナメル質が溶け始めてしまうのだそう。
意外だったのは、甘くない炭酸水も5・5より数値が小さいこと。
お酒を割って飲むときも要注意ですね。
ちなみに、私は「pH」の文字は、「ペーハー」と読みますが、
あなたは?
「ピーエッチ」「ピーエイチ」と読むか、
「ペーハー」と読むかで年代が分かるそうですよ~。
医療の現場を守るために
コロナの感染拡大の中での歯科受診でしたが、食べることに直結する口腔の健康に携わる医師、スタッフの皆様の存在の大きさ、ありがたさ…
マスクはもちろんのこと、防護キャップ、フェイスシールドなどに身を包まれた姿からいろんなことを思いました。
私たちみんなの健康を支えてくださっている方々、ご家族の気持ち…
自分の身体を大事にすることは、医療の現場だけでなく、あらゆることを守るのだと痛感しました。
自分で自分の身体をメンテナンス
自分の身体、大事にしていますか。
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